そんなにたくさんスタイラスペンばかりいらないとは思うのですが、Adonit社から発売された、ペアリングのいらない、iOSでもAndroidでも使えるスタイラスペン「Jot Dash」については、ちょっと気になっていました。
「ペアリングがいらない」ということで、Bluetooth接続ではありません。「でも、充電が必要とはこれいかに?」と疑問に思っていたわけです。
そんな中、Adonit社より「使ってみませんか」と「Jot Dash」をいただく機会を得ましたので、使い勝手などを紹介します。
ちなみに、これまでのAdonit社Jotシリーズについての紹介記事です。
Jot Dashの仕様などに関する詳細は、公式サイトを参照してください。Jot Dashの外箱は、こんな感じです。
中には、Jot Dash本体と充電器が入っています。
Jot Script 2よりも細く、充電器も小さいです。パッと見たところ、ちょっと高級なボールペンといった感じ。
» 【日本正規代理店品】Adonit Jot Dash ペン先1.9mm 高精度スタイラスペン iOS / Android OS 対応シルバー ADJDS
クリップ部分を拡大すると、本当にボールペンのようです。頭の部分がボタンになっていて、使うときにこのボタン押します。電源が入ると、軸の先端寄りに緑のランプが付きます(すぐ消えます)。再度ボタンを押すと赤のランプが付きます。
電源がオフになっている時は、Jot Dashで画面を触っても、デバイス側は何も反応しません。しかし、電源がオンになっている時には、画面が反応するのです。
先端も細いです。書いているときは、ボールペンで書いているような気持ちになります。
iPad miniのメモアプリを使って書いてみました。何を書いたのかはわけが分かりませんが…。
メモアプリは、iOS 9になってかなり優秀になりましたので、指でもまったく問題なく書けるのですが、「どこに書いているのか」書いてる点と線が見えるという点では、Jot Dashを使う意味があります。
しかし、やはり、Jot Script 2を使い慣れていると、Jot Dashで書く線は、Jot Script 2ほどには繊細に書けず、そこがストレスになります。Android(Nexus 7)でも使ってみたのですが、スムーズに書けるアプリが私には見つかりませんでした。操作をするだけなら指でもいいかなあと。
公式サイトの写真にあるように、PDFのハイライトや、線引き、写真への書き込みなどがJot Dashに向いているようです。
ただ、ふと考えたのですが、これからの冬の季節なら、Jot Dashは活用の場が増えるのではないかと!
なぜなら、手袋をするからです! 毎年、指先が開いてる手袋を探したり、スタイラスにもなるという手袋を買っては失敗しているのですが、Jot Dashがあるなら、指の代わりになりますし、細いからバッグに入れておいてもジャマになりません。
面倒なペアリングもいらないですし、iPhoneでも使えます。手袋したままiPhoneを操作したり、メモを書いたり、Ingressでグリフハックしたり。
冬の外でもiPhoneいじりがはかどりそうです。
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スタイラスペンを使うと、画面の大きなiPadが欲しくなるのが困ります。iPad Proと専用のApple Pencilが発売されたら、スタイラスペンの状況もまたガラッと変わるかもしれませんね。
▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「SPEAQ」の中の人。
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