以前から、Adonit社製Jotシリーズのスタイラスペンについては、何度も紹介してきました。
直近では、筆圧感知に対応した「Jot Touch with Pixelpoint」があります(「筆圧感知で気持ちよく描けるBluetoothスタイラス「Adonit Jot Touch with Pixelpoint」」)。
そのような中、Adonit社さんから、「JOT SCRIPT 2 EVERNOTE EDITIONスタイラスペン」のサンプルをいただきましたので、今回は、そのレビューです(サンプルとのことで、実際の製品とは使用感が異なる場合があります)。
正直、実際に使ってみるまでは、「Jot Touchも持っているのに、Jot Scriptを使うメリットなんてあるのかな?」と思いましたが、使ってみて、まったく使用感が違うことを実感しました。そして、用途もかなり違うということが分かりました。
結論から言うと、こうなります。
- Jot Touch with Pixelpoint:絵を描く人向け
- JOT SCRIPT 2 EVERNOTE EDITIONスタイラスペン:文字や図を書く人向け
» 【日本正規代理店品】 Adonit Jot Script 2.0 Evernote Edition スマートフォン&タブレットPC用スタイラスペン ADJS2G
JOT SCRIPT 2 EVERNOTE EDITIONは、その名のとおり、Evernoteとのコラボ製品で、ペンにEvernoteのロゴがあり、Evernoteプレミアム6か月分のコードが同梱されています。
また、Evernote社から出ているiPadアプリ「Penultimate」で使いやすいと謳われています。
使っている様子は、動画で見ていただいた方が一目瞭然かなと思い、Penultimateで書いている様子を撮影しました。
片手で撮影しながらなので、画面がちょっと揺れているのはご容赦ください。
使っているのは、iPad mini 2(Retinaディスプレイ)です。
ご覧いただくとお分かりのとおり、多少は遅延が発生するので、紙にペンで書くよりは遅くなりますが、ものすごく速く書かなければいけないという場合を除いては、十分実用的な速さです。
Penultimateを使えば、書いたノートはEvernoteに集約されるので、メモが見つからなくなるという心配もありませんし。
Jot Script 2の太さは、普通のボールペンに近く、Jot Touchよりも細いので、文字を書きやすいです。
また、ペン先の直径が1.9mmということで、もちろん、ボールペンよりは太いですが、iPadの画面で書くには快適な細さです。Jot Touchと比べると、細さが分かります。
ペアリングも、Jot Touch同様に簡単ですし、パームリジェクションに対応したアプリを使えば、画面に手のひらを置いても、気にせず書くことができます。
Jotシリーズに対応しているアプリの一覧は、公式Webサイトを参照してください。
Jot Ready Apps – The Best Drawing and Writing Apps for Jot
充電は、付属のUSBに乗せて行い、45分で満充電となります。
Jot Touchの方が太いので、周囲が余りますが、Jot TouchのUSBに乗せても充電ランプが点きました。
Jotシリーズも、種類が増えてきたので、いざ買おうという時に迷う人も多いと思います。
Bluetooth搭載のものは、それなりのお値段がですし。思い切ってBluetooth搭載のJotシリーズを買おうという時は、文字がメインの人は迷わずJot Script 2を、お絵描きアプリで彩色などもしたい人はJot Touchを選ばれるといいかと思います。
あとこれは、どちらにも共通することですが、ペンをかなり斜めにして書くクセのある人には向いていませんし、Jotに対応しているアプリを使わないと、性能を発揮できません。
また、画面保護フィルムによっては、誤作動の原因になることがあります。こういったことが関係なければ、とても便利なツールです。
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▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「SPEAQ」の中の人。
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