「今月を乗り切れば、来月はきっと楽なはず…」
なんて毎月思っているうちに、気がつけば1年が過ぎてしまっていませんか?
今日は、ちょっとしたことですが、これをやっておくと心に少し余裕ができる習慣を紹介したいと思います。
公私を区別しない年間計画表を持っておく
その習慣とは、一言で言うなら公私を区別しない年間予定表を持っておき、定期的にそれを見返すという習慣です。
どのような予定表か、例を示します。
2013年の年間予定
・ 1月 ○○誕生日(1/25)
・ 2月 組合活動、○○大会
・ 3月 ○○とりまとめ時期、結婚記念日(3/21)、法事、○○定例会議、○○定例連絡会
・ 4月 ○○定例会議、健康診断、○○審査
・ 5月 GW帰省、○○誕生日(5/25)、メーデー(組合)、○○定期試験、母の日、運動会
・ 6月 ○○誕生日(6/12)、○○提出準備、父の日
・ 7月 定例旅行、○○定例連絡会、○○提出
・ 8月 ○○審査、夏休み帰省、○○学会、ライブ出演、○○祭り、○○夏祭り
・ 9月 ○○報告会、静ラ研、○○検討会
・10月 ○○定例会議、○○報告会
・11月 ○○定期試験、自動車保険見直し、○○誕生日(11/11)、○○報告会
・12月 年賀状準備、○○提出〆切、○○誕生日、大掃除
会社の重要な会議から家族の誕生日まで、様々な行事を書き込んでいます。
何でもかんでも書き込んでいるというわけではなく、「定期的な」イベントで、「けっこう気になること」を選んで書き込んでいます。
公私を区別しないのも理由があります。まず、仕事に多くの時間をかける時期は、普段の生活に様々な支障が出る可能性が高いためです。
逆に、私的なことであっても、大事なことであれば仕事中にも気になってしまうことがありますよね。
このように、「気になること」はそれが公的なものか私的なものかに関わらず生活全体に影響を与えることが多いため、公私を区別していないのです。
運用の仕方
1週間に1回、この予定表を見返します。予定に何か変化があれば修正し、1ヶ月や2ヶ月先の「気になること」に対し、何かしらの準備が必要だと思ったら準備を始めます。
頻度は、忘れなければ2週間や3週間に1回などでも良いのですが、あまり間が空いてしまうと忘れますし、続きません。
1ヶ月に1回では、気になることのリマインダーとしての効果が小さいです。ということで1週間に1回がおすすめです。
この習慣の効果について
公私を区別しない年間予定表を定期的に見直す習慣を身につけると、主に次のような効果が期待できます。
- 大きなイベントに対し、1,2ヶ月前から余裕を持って準備できる
- 無理なスケジュールを組むことが少なくなり、余裕ができる
これは例えば、フルカラーの地図を持って道を進む感じです。
これに対し、1年という道のりを単に12ヶ月間という視点で進むことは、白黒の単調な地図を持って道を進むかのごとくです。
同じ1ヶ月であっても、白黒の地図では、その道が平坦な道なのか、山あり谷ありの急勾配の道なのかはわかりません。
何ヶ月ではなく、何月という扱いのカラー地図を持てば、事前にその道が険しい道なのかどうかがわかり、余裕を持って行動することができます。
使い込んでいけば、道を進む際の注意書きまでついたカラー地図になることでしょう。
予定が思い浮かばない場合は、まずは記録から
生活環境が変わったばかりの人など、今後1年の予定がまだわからない方もいると思います。
その場合は、まずは空白の年間予定表から始めて、大きなイベントがあれば記録していくことをおすすめします。
1年後にはきっと、自分専用の良い地図が出来上がっているはずです。
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先々の大変なことがわかっていると、それはそれで焦ってしまうこともあります。しかしそれは、〆切直前に感じる苦痛としての焦りではなく、前向きな行動のきっかけにもなる適度なプレッシャーです。
また、大きなイベントに対して余裕を持って準備を始め、うまく成功させられたときの楽しさは相当なものですから、前倒しの実行にもぜひチャレンジしてみてほしいと思います。
▼濵中省吾:
「ほんと自由に生きてるよね」と家族に言われる化学系研究職。はまラボ主宰。