毎週月曜を気持ちよく迎えられていますか?
私は気持ちよく月曜を迎えるため、金曜日に少し準備をしています。
ざっくりと言ってしまえば、金曜のうちに来週の見通しをつけて、月曜を迎えるときに不安のない状態にするのです。
多くの人が月曜を好きでない理由の1つとして、先週のことを思い出しながら「今週何をやるか」を考える作業がつらいからではないかと私は考えています。
ですから、金曜のうちに「来週何をやるか」の見通しをつけておくことで、月曜を気持ちよく迎えやすくなるはずです。
翌週の見通しをつけるために必要なこと
翌週の見通しをつけるには、その週の目標が必要になります。ここまで仕事ができているべきという目標状態をまず書き出しましょう。
目標が決まれば、そこから1週間のスケジュールを書き出せます。
そして、月曜にまず何をするべきなのかを書き出すのです。
見通しをつけるためにもう1つ大事なことは、現状を知っていることです。
現状とは、仕事の着手状況や、仕事の締め切りなどのことです。
現状をすぐに確認するためには、日頃の記録と情報の整理状態が大事です。
そのために、私は仕事ごとに進捗記録をつけている他、「ワークログ」として今日できたことや1日の感想などを毎日簡単に書き残すようにしています。
具体的に金曜日にやっていること
A.現状把握ステップ
- ワークログを見て「1週間のまとめ」を書き出す。 5~10分
- 定期的にチェックしているリストを見返す。 10~15分
ここで作成する「1週間のまとめ」は会社に提出する週報の作成も兼ねているため、私にとってこのやり方はとても合理的なのです。
なお、ワークログの作成については、1日の終りにTaskChuteの記録を見返しながら行なっています。2分もあれば十分に作成できます。
定期的にチェックしているリストとは、忘れたくない仕事を、仕事の状態ごとに分類したリストです。具体的には「返事待ちリスト」、「時期待ちリスト」、「責任があることリスト」、「いずれ必ずやるべきことリスト」などですね。
それぞれのリストの詳細については、拙著で詳しくご紹介しています。
B.翌週の準備ステップ
- この1週間で何をやるか、目標として書きだす。 2分
- 各曜日に何をやるか、スケジュールを書き出す 5分
- 月曜に何をやるのか、具体的に書き出す 5分
ここでいう目標は「このぐらいできるといいな」という願望にはしません。
「必ずできているべき」目標を書き出すようにしています。
こうすることで、もし週の途中で割り込みの仕事がいくつか発生したとしても、仕事の優先順位がわかりやすいのです。
3.のステップについては、私はTaskChuteにやることを書き出しています。
TaskChuteに書き出すためには、作業の手順と見積時間がある程度わかっている必要があります。
そのため、TaskChuteに書き出す工程で自然と仕事が分解され、「週明けで何をやるのか全く忘れている」ような状態からでもすぐにスタートを切れるのです。
まとめ
- 翌週の見通しがついていれば、月曜を気持ちよく迎えられる。
- 金曜のうちに翌週の目標を設定し、月曜にやることを書き出しておく。
- 見通しをつけるには、すぐに仕事の現状確認ができるよう日頃の記録も大事。
「月曜に何をするか?」が書き出したメモをみればすぐにわかる状態になっていれば、月曜の朝から気持ちよく仕事のスタートを切れます。
月曜の仕事がいつも憂鬱な方は、一度試してみてはいかがでしょうか?
関連する書籍など
今回ご紹介したやり方の詳細については、実際に使用するツールや実行のノウハウも含めて、拙著で詳しくご紹介しています。
また、このやり方はGTDの週次レビューを元に構築されていますので、自分なりのやり方を身につける場合には、GTDについて学ぶことも効果的だと思います。
私が使用している時間管理に特化したタスク管理ツールTaskChuteについては、こちらのページで詳細を確認できます。
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見通しを得ておくということは、1日や1週間のスケジュールに限らず、1つの仕事においても重要です。見通しがついていれば精神的な安定に役立つからです。
見通しがついていないために不安な仕事があるのなら、5分程度でも時間をとって手順を書き出してみるなどをおすすめします。
▼濵中省吾:
「ほんと自由に生きてるよね」と家族に言われる化学系研究職。はまラボ主宰。