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先送りの代わりに2時間単位で明日を見積もる



浜中省吾「もう17時か…」

今日やらなければと思っていた仕事が17時時点でまだできていないとします。

「先送ってしまうか? 今からやるか?」

できれば今日やったほうがいいと思いつつ、先送りたい気分になってしまったときは、一旦明日以降の予定を2時間単位で見積もってみるのがおすすめです。

例えば、明日の業務時間を次のように4つに分けてみます。

「8:00~10:00」「10:00~12:00」「13:00~15:00」「15:00~17:00」といった具合です。

このような図を書いてみてもいいです。

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本当に明日に先送ってよいか自問する

この4つのポケットに、本来明日やろうとしていた仕事を当てはめてみてください。

もちろん、1つのポケットは2時間の枠しかないので、その枠からはみ出ないように仕事を配置します。

2時間の枠に区切ったことにより、明日の見通しがつけやすくなり、時間の余裕がある程度正確に把握できるようになりました。

この作業をやってみて、「今」先送ろうとしている作業が、明日でも大丈夫そうなら先送っても大丈夫です。

しかし多くの場合はこうなると思います。

忙しい時期は、明日余裕がある日なんてほとんどない

「明日だと余裕がないな…多分割り込みの仕事もいくらかありそうだし…」

「明後日はどうだろう?…いや、難しいな。むしろその次の日もだ。」

「そうだな、やっぱりこの仕事は今日やらなきゃ」

こうして明日以降も余裕がないことを確認した結果、「なんとなく先送り」を回避して、「やっぱり今日やろう」と決心するようになります。

未来にも余裕がないことがわかれば、逆にやる気が出る

業務量が過剰な場合、可能であれば仕事自体を減らすことができれば良いのですが、そうもいかないことは多いでしょう。

そんなとき、やる気が切れてくるとなんとなく逃げ出したくもなります。

しかし、未来の時間的余裕がないことを冷静に見つめると、「今やる」という選択肢が極めて合理的に感じられるので、また静かにやる気が復活してきます。

なおこの作業は、TaskChuteを使えばもっとやりやすいです。

TaskChuteには今回紹介した2時間枠のポケットのように、時間帯を好きな枠で区切ることができる「セクション」という概念があります。

また、日々のルーティン作業をリピートタスクとして見積もり時間つきで登録されている状態になるので、4つのポケットをうめる作業がより正確にできるようになるのです。

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▼編集後記:
濵(はま)中省吾




著者近況です。主に読んだ本や活動状況などを紹介します。

岡野純さん作、佐々木正悟さん監修のマンガ「やる気クエスト」を購入し、早速読了しました。「やる気は有限」「やる気は○○なときに増えたり、減ったりする」というような内容も、ただ文章で読むより、マンガとストーリーと合わせて読むことで、より印象的になりますね。特に宿屋に泊まるシーンとか!

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ライフオーガナイズという分野に興味を持ち、勉強を始めています。今はこちらの本を読みながら実践を始めていくところですが、片付け本なのに7つの習慣が引用されていたりとおもしろいです。

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ライフオーガナイズ実践録「1.目指すゴールイメージを見つける」

岡野純さん、jMatsuzakiさんといっしょに始めた「ライフエンジン | 行動してみて楽しく生きるコツを発見するブログメディア」も順調に稼働しています。

ライフエンジンのおかげで、私自身も以前より行動を起こしやすくなりました。その理由についてはこちらの記事にまとめています。

ライフエンジンのメンバーが次々と行動を起こせるのはなぜか? | ライフエンジン


▼濵中省吾:
「ほんと自由に生きてるよね」と家族に言われる化学系研究職。はまラボ主宰。

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