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EvernoteのInboxを効率よく処理するための3つのポイント

以下のエントリーの続き。

» 日々のインプット情報は入り口で2つに分ければうまくいく 

僕の場合は次の2つ。

  1. 期日と用途が明確な情報 → タスク管理ソフト(NozbeとTaskChute)
  2. 上記以外で取っておきたい情報 → 参照情報管理ソフト(Evernote


要するに「いつ!」と「いつか…」を分ける、ということです。

何か情報が入ってくるたびに「これはいつまでに使う情報?」「何の役に立つ情報?」という2つのフィルターに通します。

  • 明確に答えられたら1ばん。
  • 「いつかはわからないけど」「何かの役に立ちそう」というなら2ばん。

この2つを混ぜてしまうと「いつの間にか締め切りが明日に迫っていた!」という事態に陥りやすくなります。

実際には、タスク管理ソフトに入れる情報についても、素早くキャプチャ(≒後で使えるように生け捕りにする)できるという理由で、いったんEvernoteに入れることが多いです。

そうなると、ほとんどの情報はまずEvernoteの Inbox(受信トレイに当たる)に集まることになります。当然、2つの情報が混在した状態ですから早いうちに振り分けなければ、手がつけられなくなってしまいます。

そこで今回は、僕自身が日々実践している、EvernoteのInboxを効率よく処理するための3つのポイントをご紹介します。

  1. タイトル行頭にラベルをつける
  2. 中身を読みたくなるタイトルをつける
  3. 本文一行目に「次にすること」を書く

1.タイトル行頭にラベルをつける

インプットする時、特に何かを思いついて、一刻も早くキャプチャしたい時は、コンテクスト(文脈)は明確なためにコンテンツ(中身)だけを書くにとどめるものです。

でも、時間が経ってから読み返すと、いったい何のためのメモだったのかがわからず、その時のコンテクストを再現するのに苦労することがあります。最悪の場合、思い出せずに無駄になるリスクもあります。

Evernoteにメール投稿する際はタイトルの末尾に「#タグ」を付けることでタグを設定することができますが、急いでいる時はその入力もままならないこともあるでしょう(※iPhoneのユーザー辞書にタグを登録しておくという手があるので、よく使うタグについてはこれで対処できます)。

そこで、タイトルの先頭にコンテクストを思い出すための言葉を付加するようにします。

例えば、12/18のイベントでやっておくべきことを思いついたら、「1218!お弁当の手配」といった具合です(「!」は単なる区切り記号で、後で判読しやすければ何でもかまいません)。

こうしておくことで、Inboxを整理する際に、タイトル先頭に「1218」のついているノートには機械的に正規のタグ(この場合は12/18のイベントに関連するタグ)を付けていけば済みます。改めてノートの内容を見て判断をする、という手間を省くことができるのです。

2.中身を読みたくなるタイトルをつける

もう1つ、タイトルづけの工夫として、思わず中身を読みたくなるタイトルにすること。

Inboxの一覧を眺めたときに、気になるタイトルがあれば思わずクリックしたくなるはずです。そのためにも「こういうタイトルをつけておけば、(未来の)自分はきっと反応するはずだ」というタイトルにするのです。

一番シンプルなのは質問文にすること。

例えば、「1218!情報整理とは何をすること?」というタイトルのノートがあります。このノートの内容は、タイトルも含めてほぼそのままの形で12/18のイベントの資料に転記されましたが、このタイトルを目にした時の気持ちは、この資料を読むであろう人のそれと同じです。

おのずと「それ知りたい!」と思いますから、その気持ちに応える形で資料作成に入ることができます。未来の自分に対して質問で引きつけて行動を起こさせる、そのためのフックをノートに仕込んでおくわけです。

これは、人の目を引くタイトルをつけるための訓練にもなります。

3.本文一行目に「次にすること」を書く

ノートを開かせることができたら、次は本文。

例えば、「なるほど」とか「取っておきたい」と思えたブログ記事があれば、Evernoteに取り込むわけですが、その際に本文の一行目に、その記事に関する「次にすること」を書いておきます。

例えば、ブログで取り上げる予定なら、その中で言いたいことを一言で書いておけば、次にこのノートを見るであろう未来のあなたは、迷わずブログに向かうことができるでしょう。

たった一行追記するだけで、そのクリップがあなたのブログの中で次の生を受けるわけです。

まとめ

一言でいえば、あとで読む「未来の自分」に対するおもてなしです。

 
 

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ノマドワーキングという言葉を生み出した一冊。その名の通り、ノマドな働き方について詳述されていますが、中でも、情報の収集から加工をへてアウトプットするまでの具体的なプロセスが参考になります。

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