※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

ポメラDM100とFlashAirでEvernoteに直接保存できる

Pomera FlashAir

海老名久美執筆に集中できる入力環境として、以前、ポメラDM100を紹介しました。

» ポメラDM100が執筆に適している5つの理由 

その後の10月15日に、ポメラDM100にWiFi環境をもたらすアップデートがありました。
このアップデートにより、東芝のFalshAirを使ってWiFi経由でEvernoteに投稿できるようになったのです。

FlashAirとは、WiFi機能を内蔵したSDカードで、デジカメに挿入して使用すると、iPhoneなどのデバイスからFlashAirにアクセスして、保存されている画像を取り出すことができるというものです。

よく間違えられますが、画像を自動的に送信するEye-Fiとは機能が異なります。

ちょうど、Eye-Fiが使用できないデジカメ用に買ったものの、デジカメ自体を手放してしまったため、使っていなかったFlashAirが手元にあったので、それを使うことにしました。

私にしてみれば、使い道がなくて埋もれかけていたツールが、大活躍することになったわけです(アップデート手順については、公式サイトを参照してください)。

それから約2週間、使い続けていますが、ますますポメラを手放せなくなりましました。




いくつもの手間が減った

DM100とFlashAirを今から揃えるとなると、Amazon価格で合わせて3万円弱になるため、新たに買うという人には、気軽にお勧めできる金額ではないのですが、DM100をすでに持っていて、WiFiで簡単にEvernoteに保存できればいいのに・・・と常々思っていた人には、力強くお勧めできるアップデートです。

私の場合、テキストをポメラで書いて、iMacに転送し、画像などと合わせて編集して納品するという流れが多いため、必ず原稿をiMacに転送する必要があります。

DM100には、Bluetooth機能があるので、QRコードに変換しきれない長い原稿は、iMacとBluetoothで接続して、ファイルを取り出していたのですが、ちょっと面倒くさい作業でした。

また、QRコードに変換できる長さの原稿でも、必ず、そこにiPhoneが介在していたわけです。

それが、FlashAirを使ってEvernoteに原稿が保存できるようになったため、ポメラで原稿を書いている場所から移動せずに、原稿をEvernoteに保存できるようになりました。

また、原稿が必ずEvernoteに保存できるため、保存場所の一元化ができるようになったのです。iPhoneを出して、アプリを起動して、QRコードを表示させて、カメラで読み取り、Evernoteに保存するというごちゃごちゃした手順がいらなくなったのは、本当に素晴らしいです。

Pomera Evernote

通信が安定しないことが・・・

ただ、良いことばかりというわけではありません。

FlashAirの通信機能が、決して良いとはいえないからです。基本的には、一度設定した接続先につながるはずなのですが、私の環境(自宅のフレッツ光回線をWiFiルーターに接続している)でさえ、3回に1回程度の割合で「接続できませんでした」とエラーになってしまいます。

何度か接続している内に成功するので、ここは慣れるしかないと思っています。

外出先では、GALAXY NoteのXi回線にテザリングで接続しています。

接続先を変えると、そのたびにパスワードを求められるので、面倒といえば面倒なのですが、通信できなかったことを考えると、そのくらいいいかと思うのです。

通信できないというのと、通信できるけど使わない、のとでは雲泥の差がありますよね。つながらないことがあるといっても、つながることはつながるので、私にとっては、それだけで十分うれしいアップデートだったということです。



▼編集後記:
海老名久美



iPad miniなど適度なサイズのタブレットも続々と発売されていますが、こと執筆に関しては、ブラインドタッチができて気が散らないポメラは、最強のパートナーです。以前は、使おうと思ったときにだけ出していたのですが、最近は机に出しっぱなしにしています。


▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「シゴトに美味しいスパイスを」中の人。