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自分を知るためのNotToDo

ToDoリストはふつうにあっても、NotToDoリストはあまり聞きません。というのも当然のことで、どれほど色々なことがやれる人であれ、一生のうちにやれないことの数に比べれば、やれることの数などたかがしれています。ですから、やることをピックアップしていく方が自然だということです。

それでも、たとえば話題の本の中で勝間和代さんがNotToDoリストの必要性を強調されていたとおりで、個人が本当にたくさんのことに挑戦できる今のような時代では、「面白そうだし、有意義そうだけど、私はこれをやらずにおく」という決断も必要になってくるでしょう。優秀で意欲的な人ほど、その必要があるかもしれません。



個性が出るNotToDo

NotToDoリストには個性が出ます。あえてやらないことをピックアップする必要があるのは、放っておくと手を出してしまうからなのです。放っておくと手を出してしまう理由は、いくつか考えられます。

  • 有益そう(儲かりそう)
  • 面白そう
  • 人生(生活)が変わるかもしれない
  • みんながやっている(乗り遅れたくない)

こんなところでしょうか。つまり、やらずにいると何らかの意味で「損をするかもしれない」という不安を覚えるのです。

「やらずにいると損をするかもしれない→だからやっておく」というのは、ある意味では自然な発想であり、ある意味では個性のない考え方です。この発想は「みんながやっている→だからやる」という考え方と、完全に同じではありませんが、似たところがあります。

逆に「みんながやっている→でもやらない」という発想には、その人独特の価値観、すなわち個性が表れます。みんながやっているのにやらない。やった方がいいよと言われるけどやらない。これは個性的な態度です。そうした人は、「なぜやらないのですか?」と尋ねられることも多いでしょう。

たとえば先に挙げた勝間和代さんは「テレビを見ない」とよく強調されています。「無駄な時間を減らす」という目的からはわかりやすいとも言えますが、他のところで「白パンは食べない」などとおっしゃっていて、「へぇ…?」と思わされることもあります。


NotToDoリストで個性を知る

このように、その人の特徴が前面に現れやすいNotToDoリストですが、その中からひときわ独特な「やらないこと」を探してみると、その人ならではのこだわりが見え隠れして、面白いものです。

たとえば昨日の記事で大橋さんが紹介されていた『アソシエ』に、松本大さんの「やらないこと」が紹介されていましたが、ひときわ個性的に見えたのが、

  • 風邪薬をのまない。

でした。
大事なのはこの項目自体ではなく、その理由でしょう。ここまで具体的、かつ個性的な「しないこと」にはそれなりの思いがひそんでいるはずです。

他にも目を引いた「しないこと」として、

  • ゴルフをしない
  • 苦手な人と食事しない
  • 部下を安定させない
  • 時計を見ない

などがありました。いずれも非常に個性的です。「成功者からのアドバイス」として反対のことが書かれていても不思議はありません。(「ゴルフをしろ」「苦手な人と食事しろ」…など)。


ちなみに最後の「時計を見ない」は大橋さんの「しないこと」ですが、これが大橋さんを特徴づけていることは明らかでしょう。このシゴタノ!でも、「タイマー」がたくさん紹介されていますが、「時計」は見あたりません。時間術・仕事術のブログに時計の紹介が全然見あたらないというのも、面白い現象です。

そういうあんたの「しないこと」は?
と言われるかもしれないので、思いつくままにいくつか。

  • 早起きしない
  • ケンカを売らない
  • テレビドラマを見ない
  • お酒を飲まない
  • たばこを吸わない
  • 砂糖(果糖ほか高カロリーのもの)を摂取しない

といったところでしょうか?

皆さんを個性づけているほどのしないことリストはどうでしょう?
挙げてみるときっと、興味深い特徴が見えてくると思います。