大橋 悦夫 ５．ボブはそのアイディアを嫌うだろうか？
私は、5つの中でこの質問が一番好きなのだが、そのアイディアは誰かの気分を害するだろうか？ 自分のアイディアを他の人に話す時、おそらく何人かの人が気分を悪くするだろう。
その人の気分が悪くなればなるほど、そのアイディアは良いものだろう。私たちは誰でも人生の中にこのような人たちを抱えている。彼らは実在する「小さな声」であり、常に私たちのアイディアをうまくいかないと言う。
その人達は、母親であったり、父親であったり、上司であったり、同僚であったり、親友であるかもしれない。彼らを見定めて欲しい。彼らはあなたにとって大切な人達である。彼らが気に入らなかったアイディアには絶対に取り掛かるべきだ。
少し変な気分がするだろうか？ このコンセプトを理解するためには、「巧妙なサボタージュ（妨害行為）」と呼ばれる人間の本質についての理解が必要だ。（p.191）
- やめる：無難なアイディアにとどめておく
- 始める：思いついたアイディアが誰かの気分を害するものかどうかを確かめる
