今あるすべてのものは二度作られている。人間が作るものにはまずアイディアがなければならない。つまり、それを作ろうとするアイディアがなければ、作ることはできない。創造の前には想像がなければならない。
しかし朗報がある。
アイディアが浮かぶまで待つ必要はない。意図的にアイディアを考案することができるからだ。これが想像力をプロアクティブ(事前対処的)に使うということだ。
(中略)
目標を設定することが想像力をプロアクティブに使う鍵である。今まで誰も、明確な目標なしに、何かを事前対処的に成し遂げたことはない。何が作られるのかを心で分かっていなければならないからだ。
私たちの心は、よく肥えた農地のようなものである。その土地では何を植えても育つが、その土壌に自分が育てたいものを植えなければ雑草しか生えてこない。植える種の種類によってどんな結果が手に入るかが決まる。
その種が私たちの目標である。(p.176)
- やめる:流れに身を任せる
- 始める:明確な目標という種をまく