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未来の自分を思い通りに動かすための「仕様書」

「時間があるときに読み返す」とか「定期的に読み返す」という表現を見かけることがある。

その多くは、何かの習慣を説明する時のフレーズだが、このフレーズを目にするたびに不安を覚える。

  • 「時間があるとき」というのは「いつ」なのか?
  • 「定期的に」とは「何日おき」なのか?

もしもこれが、「朝食を食べる前の5分間で読み返す」とか「週に1度、土曜日の午後に15分かけて読み返す」という表現であれば安心できる。

誰がいつも見ても、そこから同じ行動が引き出せなければ不安なのである。

「誰」というのは「未来の自分」も含む。何か本を読んで「これは定期的に読み返そう!」と意気込んでも、「定期的」にとどまっている限り、その決意が継続される可能性はきわめて低くなる。

誤解の余地のない「仕様書」を作っておけば、未来の自分を思い通りに動かすことができる。

inspired by:

「あのときああしていれば」手に入ったかもしれないことについて思い悩むのをやめ、いまの状況のいい点を3つ考える。そして、「もしああしていれば」自分に降りかかったかもしれないマイナス点を3つ考える。(p.222)

» その科学が成功を決める (文春文庫)