『ずっとやりたかったことを、やりなさい』に記載されているモーニング・ページのルールを要約すると以下の通り。
- 3ページほどの手書きの文章
- 意識の流れをありのままにつづったもの
- 「脳の排水」(脳の中を掃除することが目的だから)
- ただ手を動かし、心に浮かんでくるものをそのまま書きとめる
- 他人の目には触れさせないもの
- 自分自身も最初の8週間ほどは読み返さないように
- 書くことが思いつかない場合は「何も思いつかない」と書く
- 3ページが全部埋まるまで書き続ける
効用についても書かれているが今回は割愛。
要するに何でもいいのでとにかく3ページ書く、ということ。
用紙サイズの指定がないので、3ページといっても大学ノートとモレスキンではだいぶ分量が変わってくるが、そのあたりはあいまいでいいのだろう。
とにかく一定の分量を毎日書き出し続ける、というより吐き出し続けること。
自分では始めてから8日間は3ページという分量ではなく5分間という時間制限めいっぱい「吐き出す」ことができていたが、9日目の朝に以下のようなことを書いて以降はブログを書く時のモードに変わっていた。
2013年5月26日(日) 6:33
頭の中にあることを書けばいい、ということは頭ではわかっていても、何を書いたらいいのかを考え始めると、手が止まる。
頭の中に何もないということはあり得ないのに、書き出せないということは、ここに書くことがある程度の方向性をもった、一定の基準をクリアしたものである必要がある、という「決まり」が形成されつつあるということだろう。
この習慣を始めた当初は、その時その時に心を支配していた悩みや課題を吐露するように書いていたが、次第にブログモードに切り替わり、人に見せても支障のない内容を書くようになっていた。
新しく始めた習慣は、最初は手探り状態だが、ある時から既存の習慣の一部を再利用しようともくろむようになる。それによって、少しでも習慣化を楽にかつ確実に実現しようとする。
その副作用として、その既存の習慣のプロパティまで引き継いでしまう。
新しいことは新しいこととして身につけることが重要となる。
時々思い出して「モーニング・ページ」の書き方に戻ることはあったが、なぜか他人の目を意識するようになり、もはやブログになってしまった。