大橋 悦夫 私たちには、法律や規則など、ある範囲のなかで守らなければならないことがあります。大多数の人は慎重になるあまり、独自の枠をさらに加えているものです。がんじがらめの学校生活を送ってしまったツケでしょうか。
そうした枠や制限が増えれば増えるほど、創造性はすり減っていき、新しい思いつきも出なくなっていくのです。創造性とは、ルールを破ることとも言えます。ただし、破っても意味のないものもあります。
暗黙の了解やタブーと呼ばれるものは、たいていは外から嵌められた制約であることが多いが、毎日何となく繰り返しているから、今日もやる、という自分の中で生じる場合もある。
暗黙の了解やタブーはこういった個人発の根拠のないルールが寄り集まって作られているような気がする。
まずは、自分の中のルールを定期的にスクラップ＆ビルドするのが手っ取り早いかも知れない。例えば、週に1度自分の1週間の行動を振り返り、何となくやっていることを止めてみる。
