単純極まりないアイデアだけが、複雑極まりない脳に到達する。
─レミ・ド・グールモン(作家・詩人)
人は放っておくと辛いことより楽なことの方に流れていく。これは、楽をしたい、怠けたい、という本性の現れと考えることもできるが、仕事をしようとしている時にも同じようにこの本性を発揮するのは悪いことではないと思う。
仕事になると肩肘を張って難しく考えてしまう傾向があるものだが、むしろ「もっとシンプルにこなすにはどうすればいいか?」あるいは「もっと楽に同じことを実現するにはどうすればいいか?」という本性むき出しで対峙する方が、良いアイデアが浮かび、従って仕事が楽しくなるのではないか。
「これが仕事だから仕方がない」と諦めた瞬間に、一度立ち止まって「本当にそう思う?」と自分を疑ってみる。