大橋 悦夫 何かを達成したかったら、目標を立てることです。調査によると、成功している人は目標を設定し、それらに向かって努力していることがわかっています。また、最近の調査によって、成功していない人のほとんどが何もしなくてもチャンスが訪れると考えていることもわかっています。
つまり、成功していない人は、幸運が味方してくれることを願うのです。努力は運に勝ります。友人が言うには、チェスは運のゲームだそうです。練習すればするほど、ツキがまわってくるというのです。成功するのも同じことです。（中略）
目標を定めなければ、チャンスが偶然に訪れたとしても、それを見分けることはできません。
たとえば、来年の予算計画を誰か手伝ってくれないかと上司がチームにたずねたとしましょう。見返りがないわりには大仕事のように思えます。それを逃れたいと思ったとしても、十分に理解できます。しかし、チームリーダーに昇格することを目標の1つに定めていたとしたら、グループの長期的な計画に関与する絶好の機会に映るはずです。（p.107）
- やめる：チャンスが訪れるのを待つ
- 始める：何かを達成したかったら、目標を立てる
