※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

キツさとラクさの間の落差

どんなことでも長く続ければ続けるほどラクになる。これは、自転車のペダルがスピードとともに軽くなるのに似ている。

逆にいえば、初めは何でもキツい。初めは何でもキツいものだと知っていれば、新しく始めたことが多少キツくても「そういうものだ」と受け入れて試行錯誤に没頭できる。

こんなにキツいことをずっとやり続けるのは馬鹿らしく無意味である、と早々に退散していると、いつまでたってもキツさの先にある果実が手に入らない。

キツさは見方を変えれば参入障壁と言える。自分が苦労して手に入れた果実を他人に奪われないようにするうえで、手に入れるための最初のキツさが防護壁になって守ってくれる。

inspired by:

こうした例は、自分には「ハードルが高い」と感じる人も多いかもしれません。

しかし、現在強い事業基盤を確立した企業であっても、当初から戦略的にその基盤を採用できた企業は少ないと言えます。多くは、試行錯誤の結果として、強固な土台(プロフィットモデル)を構築するに至っていることを忘れてはなりません。

先に挙げた「ほぼ日」の手帳にしても、糸井氏は意図してあの事業モデルをつくり上げたわけではないでしょう。事業の継続を目指していた結果、たどりついたモデルなのだと言えます(p.54)


» そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか