※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

プレゼンに臨む前にチェックしておきたい10のポイント・実践編

昨日のメルマガでは、『理系のための口頭発表術』という本を取り上げましたが、そこでご紹介した「プレゼンに臨む前にチェックしておきたい10のポイント」について、これらをきちんと実践するためのリストです。

プレゼンに臨む前にチェックしておきたい10のポイント

理系のための口頭発表術まずは、メルマガでもご紹介した10のポイントのおさらいから。

1.聴衆を知れ

手軽にできる方法が、聴衆に質問を投げかけることです。

僕自身はセミナー開始前には必ず何かしら質問をして、挙手にてセミナーに「参加」していただくようにしています。

2.コミュニケーションが鍵だ

上記の質問はまさにコミュニケーションといえるでしょう。

3.だめを押せ

聞き手には、くどいほど説明してちょうど良いくらいです。

そのためには、プレゼン資料の中では多少冗長になっても、キーフレーズは繰り返した方がいいでしょう。

4.時間配分を決めろ

本書では「導入部」「本論」「まとめ」の3つに分けることが推奨されていますが、僕も同感です。何事も分けることから始まります。

特に3つに分ける、3つのポイントに絞り込む、など「3」という数も大事です。

5.時間オーバーは厳禁

最後は質疑応答で調整するという手もあります。

僕自身、予定よりも大幅に早くプレゼンが終わってしまったために、当初は10分間のはずだった質疑応答が30分になったことがありました(当日は質問が多かったのは怪我の功名でしたが…)。

6.スライドは無理のない数に

自分のペース(1スライドあたり何分か)を知っておくと良いでしょう。

7.発表内容を熟知せよ

本書では「正確」「完全」「明瞭」と書かれていますが、僕自身は、これに「他でもない自分が伝えたいことか?」を加えたいです。

8.リハーサルを怠るな

ブツブツつぶやきながらスライドをめくっていくだけでも効果があります。

9.リラックスせよ

まずは聴衆とコミュニケーションを取ることです。

そうすれば、会場はいくぶん和みますから、リラックスしやすくなります。

10.適切な服装を心がけよ

服装次第で自信が沸いたり、卑屈になったりすることは少なくありません。

実践するためのコツ

こういった心得を身につけるコツは、質問文に変換することです。質問文がプレゼンに臨む際のチェックリストになるからです。

ということで、今回の10のポイントを質問化したのが以下のリスト。

 ● 1.最初に聴衆に投げかける質問は用意してあるか?
 ● 2.それはコミュニケーションが盛り上がる質問か?
 ● 3.クールかつ洗練された説明になっていないか?
 ● 4.時間配分は、「導入部」「本論」「まとめ」で分けているか?
 ● 5.時間の過不足を調整するための手段を複数持っているか?
 ● 6.自分のスライド1枚あたりの所要時間を把握しているか?
 ● 7.そのプレゼンは他でもない自分が伝えたいことか?
 ● 8.本番前に一度でも一通りのスライドに目を通したか?
 ● 9.最初に聴衆と言葉を交わしたか?
 ●10.服装にはこだわったか?

プレゼン前にこのリストを1つ1つチェックすると良いでしょう。

なお、質問に変える際は、「〜する」を「〜しているか?」に変えるだけでなく、パッと見てすぐに何をすればいいかがわかるように書き換えるようにすると、より効果的なチェックリストになるはずです。

理系のための口頭発表術
R.H.R. アンホルト
講談社 ( 2008-01-22 )
ISBN: 9784062575843
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

MediaMarker

▼関連:
Steve Jobs氏のプレゼンの秘訣10ヵ条に学ぶ 
「いい」と思った本の内容を確実に身につける方法 
「高橋メソッド」風のプレゼンを素早く作る 
プレゼンは模倣と模索で模範を目指す 
開いているプレゼンを閉じずに別のプレゼンを開く方法 
「インストール型プレゼン」と「カスタマイズ型プレゼン」 
聞き手を惹きつけるプレゼン術