シゴタノ! — 2009年も使っていきたい5つのツールというエントリの中で私はこんな事を書いています。
2008年はツールの当たり年でした。当たり年どころかもしかすると、2008年こそ、今まで生きてきた中で、ことツールに限っていえば最高の一年だったかもしれません。
こういうことを書いても2年たてば、全然違うツールを使っているものなのですが、2008年は本当に「当たり年」だったようで、2011年になっても相変わらず使い続けているツールが多く残っています。
その年には紹介しなかったツールや、使うのをやめてしまったツールとその後の「後釜」などについて、今年は紹介していきたいと思います。
情報と原稿管理は全てEVERNOTEのまま
今や、「これがなかったらどうしよう」というソフトです。データ数が増えてくると、XPでは遅くて使い物にならなくなる、という報告が聞かれ、私自身もそう思いましたので、iMacを買ったほどです。
同じ記事の中で私はこう書いています。なるほど、 EvernoteのためにMacに乗り換えたのでした。
その後ノートブックのスタックなど、大きな進化を遂げてますます使いやすくなっています。検索の問題なども当時はよく言われていましたが、今ではまったく気にならなくなりました。
なにより、iPad版が出ました。私はあれがないともう、東京へ出かける気になりません。(仕事などでやむを得ずパソコンをもっていく場合は重いから泣く泣く置いていきますが、落ち着きません)。
タスクと時間管理は全てTASK CHUTEからToodledoへ
このソフトの機能の中で最も重宝し、他のソフトではちょっと得難いのが、
今日やりたいことがこれだけあるんだけど、今日中にやれる?
という問いに対し、明確な解がもたらされる点にあります。一週間ほど使い込む必要はありますが、使い込めばこれが分かるようになります。
と書いていますが、ソフトはToodledoへ乗り換えました。やっていることは変わりませんが、やはり、タスクと時間管理はクラウドでやりたいというわけです。
また、そもそもMac版のエクセルではTaskChuteが動かない、ということもあります。仮想Windowsを動かすのもすっかりおっくうになってしまって、エクスポーズするだけでもイヤなので、いまではもっぱらToodledoなのです。
使用中の全てのファイルはSugarSyncからDropboxへ
とくにSugasyncの機能に不満があったわけではありません。むしろ、Dropboxのほうが制約が大きいかもしれませんが、その分わかりやすくて扱いやすい気がします。
Sugarsyncの大きな特徴として、My Sugarsyncを必要としないことがあげられます。だから、自分のデスクトップ、自分のMyDocumentsをそのまま同期させることができるのですが、それがむしろ認知の負担になります。
もっとも、仕事のパートナーが、「ファイルをMyDropboxに移動させられない。その方法がわからない」というほどリテラシが低ければ、Sugarsyncの方がオススメです。ただその場合、相手のパソコンのファイル管理まで、全部自分が背負い込むことになりますが・・・。
FoxmarksはブラウザをSafariにしてから使わなくなりました
どうしてもブックマークを同期したければ、MobileMeがあるからということもありますが、そもそも、Evernoteにウェブページをクリップするようになって以来、ブックマークの同期自体を必要としなくなりました。
FirefoxではなくSafariなのかといわれそうですが、不便は別に感じないのでそのままにしています。Mac購入時からいじらないほうが安定するのではないかという勝手な思い込みもありますが。
TextExpander
必ずしもAtokSyncの代わりにしているとか、Atokを使わなくなったというわけではありませんが、入力補助ツールとしてTextExpaderを使っていると、Atokに頼らなければならない比重は下がってきます。
ただ、TextExpaderというツールは、手入れすればするほど便利になるだろうなと思う一方で、それをやっている時間がとれないことを、激しく嘆きたくなるツールではありますね。年末年始に全部の時間をこれに当ててもよかったかも。
最近は、覚え込んだスニピット以外は、もっぱらショートカットキーから検索でコマンド打ちするという、いいかげんな妥協策で使っています。それでも便利です。
この使い方はちょうど、Windows時代のクリップボード拡張ツールを、検索機能から利用している感覚です。
Mindmeisterが進化し続けています
iPadと連携させて、このクラウドマインドマップ作成サービスを使い続けています。便利です。
「かゆいところに手が届く」とはこういうツールのことだと思います。
使い方を理解するのに、努力が要りません。iPadやiPhoneで使うとなると、オンラインだけでは苦しいかなと思えば、ローカルにコピーされる仕様になっていて、ローカルにコピーされたマップをいじるとどうなるんだろうと心配すると、ちゃんとそれがクラウド上にも反映されているというあんばいです。
要するに心配は全部杞憂に過ぎないということになるのです。
Skitch Plusにいたしました
「たんなるスクリーンキャプチャ」なのですが、驚異的なサービスです。これで本を書いている人は、印税の10%くらいをSkitchに送金するべきじゃないかなどといったら怒られますでしょうか。
ここを枠で囲いたいとか、ここから矢印を引っ張りたいとか、ここに注釈を加えたいとか、ここら辺を白く塗りつぶしたいとか、とにかくやりたいと思うことは何でもできます。
それにファイルを扱う方法がわかりやすくてとても快感です。ファイルの取り込みから、書き出しから、およそ「感覚的にこうやれば」と思ってやってみると、それができてしまいます。
以上、7つほど紹介させていただきました。他にもいろいろ依存しているソフトはありますが、きりがないのでこの辺で。また機会があったら書くことにします。
1月25日 マインドハック研究会@パソナテック(呉服橋)がまだかなりお席に余裕があります。
同じ内容の1月20日 マインドハック研究会@ITメディア(大手町)(東京都)はほとんど満席ですm(__)m。
時間管理がテーマのセミナーですが、ご興味ある方はお越しください。ご参加お待ちしております。