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放っておいても誰かが変化を起こしてくれる状態をつくる

mixiに繰り返しアクセスしてしまうのは、

 ・誰かが自分の日記にコメントをつけてくれていないか?
 ・誰かが自分のつけたコメントに返信してくれていないか?
 ・誰かが足あとを残してくれていないか?
 ・誰かが新しく日記を書いてないか?

といった「誰かのアクション」が期待できるからでしょう。蒔いたタネが芽を出すのを見守るように、今か今かと繰り返し見に行ってしまうのです。

相手から意外なアイデアを引き出すには?

「誰かのアクション」は文字通り自分以外の誰かによって行われますから、場合によっては目の前の仕事よりも強く関心をひきつけることもあるでしょう。

一方、自分が取りかからない限り進むことは決してない目の前の仕事は、「自分が取りかかる」という一点しか突破口のない要塞であり、それゆえに攻めあぐねてしまいます。

mixiにように、放っておいても誰かが進めてくれる、という状態を仕事でもつくれれば、正面から攻めると見せかけて、実は側面から別働隊が敵の虚を突く、といった連携プレイも実現できるでしょう。

例えば、一人が作ったアイデアメモに対して、もう一人がそこに別のアイデアを上乗せする、といういわば「二人ブレスト」は、異なる切り口から同時に攻め込むことになるため、一人だけで考えるよりもスピーディーでバラエティに富んだアイデアを生み出せる可能性があります。

このように完全に相手に頼ったり任せたりしない、ほどほどの依存度をキープできている状態がもっとも活発に二人の間でインタラクションが生じるような気がしています。

mixiの例でいえば、いかにも「コメントつけてくれ〜」と言わんばかりの日記よりも、どうということのない日常を綴った日記の方がむしろ意外なコメントがついて、書いた側もコメントする側も新鮮な気持ちを味わえるかもしれません。

いかにもな日記の場合は、書き手の期待通りのコメントが暗に要求されているような気がして、コメントする側にとってはプレッシャーになることもありそうです。

二人ブレストの場合でも、相手から意外なアイデアを引き出そうとすれば、二人がそれぞれ自分だけでもアイデアを出せる状態にありつつも、「でも、もっと別の切り口はないかな?」という、お互いにアイデアを持ち寄った上で期待しあう姿勢がポイントになるのではないか、と思っています。

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最初から思い付くままに“地図”を描いていく(=ブレスト)という方法もありますが、おぼろげながらでも構造が見えてきてからの方がスムーズに描けるのではないか、と思っています。「整理」のステップに進むにはそれなりの情報飽和が起こっていた方が、「整理したい!」という欲求も喚起できるからです。