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朝勉派にお勧め!「朝の虫食いノート術」

池田千恵
私は普段、出社前に朝6時30分~7時オープンのカフェや、24時間営業のファミリーレストランに寄るのを日課としています。私にとってカフェは、家と職場とは少し違うサードプレイス。気持ちを落ち着けてじっくり考える場です。

この習慣を続けてからもう4~5年経つのですが、最近特に、アサイチでカフェに入る方が増えてきたような気がしています。オープンからすぐ、快適なソファ席からどんどん埋まっていきます。皆黙々と本を読んだり、資格試験の勉強をしたり、思い思いに過ごしています。

将来安泰だと思っていた会社が、いつなくなってもおかしくない時代。「自分の生活は自分で守る!」という気持ちでキャリアを築こう、スキルアップしようという気持ちが高まっているのを、朝のカフェで感じます。

そんな「朝勉派」の方のために、今回は私が資格試験の勉強で心がけていたトレーニングで効果があったものについてご紹介します。

 
私が会社員時代にしていた勉強は、もっぱら趣味である飲食の資格勉強。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル、きき酒師などというものです。つまり、転職するときに履歴書に書いてもあまり影響はなく、飲食業に転職でもしない限り、仕事のキャリアとしては役立たないような資格。なーんだ、と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、たかが趣味の勉強とあなどるなかれ。趣味の資格勉強も、仕事につながる資格勉強も、ノートの取り方、暗記の仕方などは大学受験時と同じ。私は大学浪人時代、志望大学に二度も落ちてあとがない、という時に早起きに目覚めました。9月からスタートした本格的な朝勉強のおかげで、半年で希望の大学に合格。その手法を朝、趣味にも応用したまでなのです。

これは仕事のやり方、あれは趣味のやり方。そうやって頭を切り替えてしまいがちですが、そのこだわりを取り払うと、意外と物事はシンプルになってきますよ。

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今回紹介するのは、虫食いノート術。

以前「3つのハードルをクリアして、朝からサクサク勉強できるようになる方法」でも書きましたが、朝から教科書や参考書をひたすら読む、暗記をぶつぶつ繰り返す、という単調な作業は眠くなるのでお勧めしません。朝はしっかりと、手を動かす作業を加えるようにしましょう。

私の場合は、朝の時間に「オリジナル受験ノート」を作っていました。手順は以下の通り。

  1. 教科書の文章を自分なりに簡潔にまとめる(まとめる作業で頭を使う)
  2. まとめた文章の中で、覚えなければいけない単語を虫食い状態にする。具体的には、単語を [ ] で囲み、[ ] 内に赤ペンで単語を埋めていく

1.のまとめ方ですが、箇条書きでOK。たとえば私の場合は、ワインやチーズの勉強をしていた時はワインの製法(白・赤・ロゼ)や、チーズの製法(フレッシュ・ハード・ウォッシュ・白カビなど)の違い、手順をまとめて、覚えたい単語を[ ]で囲ったりしていました。地名と場所を覚える必要があるときは実際に地図を書き、地名を赤字で記入していました。

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朝これを作ってしまえば、あとは電車の移動中や休憩中などのスキマ時間が暗記タイムになります。赤い透明シートを載せると重要単語の文字が消えるので、淡々と暗記に専念することができます。自分で文章をまとめているので、ただ教科書にチェックペンを引いて暗記するよりも頭に入りやすいです。

また、このノートを作成しておくと思わぬ効果もありました。たとえばアポイントがなくなって急にポッカリ時間が空いた時や、待ち合わせ時間に相手が来なかった時でも、暗記タイムができた、ということでイライラしなくなるのです。

ちょっとした時間にできることを、朝のうちにしっかり準備しておく。そうすると、勉強にも効果的だし、何よりも精神が安定します。

じっくり腰をすえられる朝だからこそ、この方法で勉強頑張ってくださいね。

 

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!
池田 千恵
マガジンハウス ( 2009-07-23 )
ISBN: 9784838719938
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

 

▼編集後記:
池田千恵
前回も編集後記でご案内した9月5日の名古屋セミナー(午前・午後)は、おかげさまで満席になりましたが、主催者様のご協力で午前中のセミナー(早起き時間管理術)だけ、4名様だけ追加で入れることになりました。

なお、9月5日裏ゴクの日はまだ空きがあります。ゆるい飲み会で、セミナー参加の方もそうでない方も歓迎。

名古屋ツアー/東京のイベントを含めた直近のセミナー詳細はこちらにまとめてありますのでご覧ください。

 
▼池田千恵:
前向き早起きエバンジェリスト。朝を有効活用してビジネスの基礎体力をつける「Before 9(ビフォア・ナイン) プロジェクト」主宰。