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一人事業はカクテル作りに似ている



大橋悦夫たとえば、ブログの記事をいくつか集めて1冊の本を作ったとき、各記事を単体で読んでいたときとは異なるおもしろさが生まれることがある。

記事を素材とするなら、本はカクテルと言える。

では、知識や経験を素材とするなら、そこからできあがる「カクテル」は何か?

それは自分の「一人事業」だと思う。

素材の一つひとつは地味でありふれたものであっても、その組み合わせ次第では今までになかった「カクテル」ができあがることもある。

ここには2つのアプローチがある。

  • 1.先にどんな「カクテル」を作りたいのかが明確に決まっており、必要と思われる素材を集めてくる
  • 2.いま手元にある素材の組み合わせをいろいろ試しながら、できうる最高の「カクテル」を目指す

個人的には1よりも2を推したい。

その方が楽しい上に自分ならではの「カクテル」が作れるはずなので。

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たとえば、僕は絵を描くことが好きで、中学卒業までは「けっこういけるんじゃないか?」と調子に乗っていたのですが、高校進学と同時に──ありがちな話ですが──「ものすごくいけている」人たちが現れて、このプロジェクトは凍結せざるを得なくなりました。

でも、ブログを書くようになって、「文章で説明するよりも絵を描いたほうが早いうえに、伝わりやすいんじゃないか?」と感じることが増え、ときどき描くようになりました。

やはり、楽しいです。イメージ通りに描けたときは本当にうれしいですし、恥ずかしながら描いた絵を何度も眺めてニヤニヤしたりするくらいです。

今さら絵を描くことを「最終プロジェクト」にはできませんが、「最終プロジェクト」の攻略に必要な武器として持っておくことはできます。

むしろ、「文章が書ける」×「絵が描ける」という掛け合わせが増えるので、「自分が誰か」の純度が上がっていきます。

「記録が得意」×「文章が書ける」×「絵が描ける」×「社交ダンスが踊れる」という具合に、どんどん掛け合わせを積み上げていくわけです。

▼inspired by: 「エディターシップ」