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タスクシュートは「動的」

佐々木正悟 パッと見たときは「どうしてそうなる?」と思ったのですが、「やろうと思えばやれなくもないか」と思い直しました。

それくらい、Notionというサービスは凄みがあります。

個人的にはとりあえず「プロジェクトノート」に特化し、Evernoteと併用するのが現実的だと考えます。

Evernote側では、「書類」の管理とライフログ、それから「あとで読む」の代わりをさせるというのが贅沢な理想です。

話を冒頭に戻しますと、やろうと思えばNotionでもタスクシュートはやれそうです。

しかし、私はやりたくありません。

理由はシンプルで「タスクシュート」は動的であることが肝要なのです。

現実の変化に沿って動的であること

そもそも元祖Excel版でも「Excelであることには無理がある」ところがあったと思うのです。

けれどそこを大橋悦夫さんのマニアックでやや変態的で天才的な工夫によって乗り切っているのです。

動的であるということはリアルタイムに現実の変容についてこられるという意味です。

Excelはほんらいそこまで「動き」ません。タスクに開始時刻を入れたからといってその行は「先頭に飛び出し」て来たりはしないはずで、残りの行もそれらしく並び変わったりしません。

また、仕事にかかりそうな時間を大幅に超過したからといって、リアルタイムにその超過分を算出したり、シミュレーションしたりもしないものです。させることはできますが、どのくらい超過したらユーザーに知らせるかとか、毎分ごとに知らせるべきかどうかといった判定や通知をさせるのは、得意ではないでしょう。

しかしユーザーとしてはこれらは基本的に知りたい情報です。

それでも、初期設定どおりだとうるさく感じるシーンもままあります。乗り過ごさないためにも到着駅を降りる1分前にアラームをかけてくれる「乗換案内のようなサービス」は便利ですが、乗り過ごしたからといって毎分アラームを鳴らされてはイライラしてしまいます。

現実の変化に沿って動的であるというのはけっこう複雑なのです。

その意味でカーナビというのはじつによくできていると感心させられますし、「たすくま」もExcel版のタスクシュートも「カーナビに準拠しているかのように感じさせられる」ことがよくあって、

  • 開発者、すごいな

と思い知らされるのです。

現実というのはひんぱんに変更させられます。それは仕方がないことです。右折すべきところで曲がれずに通り過ごすことはありますし、そのとたん「ルート変更」してくれないと使えないのです。

だからApple Watchとタスクシュートは相性がよく、とくに外出時にはよく使います。

NotionをApple Watchから見たくなることはめったになく、どちらかといえばiPadと相性が良いサービスです。