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ちょっとした文章をアウトライナーで書いたら楽だった



大橋悦夫すでにTwitterにも書いたのですが、改めてまとめます。

ちょっとした文章をアウトライナーで書いたら楽だった、という話です。

改めて、最初から「完成した文章」を書こうとすると負荷がかかることに気付きました。

思いつくままに単文単位で書いては改行していく、という書き方がむしろアウトライナーでは自然なので、「あ、この書き方でいいんだ」と肩の荷が降りた感じです。

Twitterは書けるのにブログ記事は書けないのはツイートよりも記事のほうが「完成した文章にしなければならない」圧が高いからでしょう。

とにかく頭の中にあることを書き出し切ってしまう

何もないところからいきなり「完成した文章」を現出させるのは、それ以外に方法がない場合には当たり前のこととして受け入れる必要がありますが、もっとラクで確実(に近い)やり方があるなら素直に易きに流れたほうがいいでしょう。

最初から完成した文章を書こうとする行為で思い出すのは、天才イラストレーターのキム・ジョンギさんの神業。

以下の動画で、その神業が観られます。

巨大な白紙に向かって、いきなり下書きなしにペン入れを始めてしまう。

下書きなしで、いきなり描き始める。それでいてバランスがぜんぜん崩れない。
すでに描かれている絵をあぶり出しているだけみたいに見える。
白紙に向かっているのに、脳内では描く絵のイメージがはっきりと見えていて、ARのように投影されているのではなかろうか。

▼唐突にパーツを描き始め、それが他のパーツとのきちんと整合する位置関係を成していくところに驚愕。

この描き方をそのまま真似ようとすると、必ず位置関係がおかしくなって崩壊します。

文章についても同じことが言えて、

  • まずはとにかく頭の中にあることを書き出し切ってしまう
  • その上で伝えたいことを整理しつつ、入れ替え作業を行っていく

この入れ替え作業を続けるうちに無理なく文章として整っていきます。

正直、二度手間のような気がして忌避していましたが、やはりアウトライナーでしっかり下ごしらえをした上で書いたほうが良いようです。

そのようにして書いた方が手戻りが減り、トータルでかかる時間は短縮できるからです。

何よりも、できあがる成果物が過不足のないもの(=望ましいもの)になる場合が多いのですから、やらない手はないわけです。

不思議なことに、いや、そもそもそういうものなのかもしれませんが、アウトライナーで下ごしらえをしていると、実はそれ自体が文章を書く行為なんじゃないかという気さえしてくるのです。

参考文献:

アウトライナー歴30年のTak.さんによる解説書。



アウトライナーの解釈を変えてくれるKindle本。



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