エアコンやテレビなど、リモコンで操作する家電をスマホから操作できるようにするデバイス、Nature Remo(ネイチャーリモ)を使い始めて3週間。
導入初日から以下のようなルールを設定し、エアコンのコントロールを自動化しています。
▼家から出たらエアコン切る
▼家に近づいたら冷房オン
外出時にエアコンを切り忘れても(最近はあえて切らずに外出していますw)、自宅から100メートル離れたタイミングで位置情報センサーにより自動的にエアコンが切れます。
帰宅時は、自宅の300メートル圏内に入ると、エアコンがオンになります。
この仕組みには「バグ」がありました。
Nature Remo自体は正常に動いています。
運用において穴があったということです。
冷静に考えれば事前に分かったことですが、実際にこの「バグ」に遭遇して初めて「ああ、そうか」と納得。
100m以上300m未満の外出だと、エアコンが切れたままになる
つまり、こういうことです。
自宅の100メートル圏外と300メートル圏内のドーナツ状のエリアに目的地がある場合、帰宅時の「家に近づいたら冷房オン」の発動条件に該当しないのです。
一番近いコンビニがまさにこのドーナツエリアにあり、コンビニに着く頃には100メートル圏外に出るため、エアコンは切れます。しかし、そこから帰宅する際は、すでに300メートル圏内にいるためエアコンは切れたまま、という必然の結果になりました。
ケース分けすると以下の通り。
- ケースA-1:100メートル圏内への外出 → エアコンは切れない
- ケースA-2:100メートル圏内からの帰宅 → 何も起こらない(エアコンはオンのまま)
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ケースB-1:300メートル圏外への外出 → エアコンが切れる
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ケースB-2:300メートル圏外からの帰宅 → エアコンがオンになる
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ケースC-1:100メートル圏外かつ300メートル圏内への外出 → エアコンが切れる
- ケースC-2:100メートル圏外かつ300メートル圏内からの帰宅 → 何も起こらない(エアコンは切れたまま)
これまで、ケースA(100メートル圏内)とケースB(300メートル圏外)は検証済みでしたが、この2つの間に存在するドーナツエリア(ケースC)については未検証だったわけです。
システム開発的にいえば、「限界値分析が甘かった」あるいは「テストケース漏れ」でした。
対策としては、ケースCの場合は「帰宅時に手動でNature Remoアプリからエアコンをオンにする」しかなさそうです。
【2019/09/09(月) 18:23 追記】
100メートル、300メートル、いずれも初期値で、設定により任意の値に変更することができました(Twitterでご指摘いただきました。ありがとうございます!)。
ということで、対策としては、外出時も帰宅時も同じ300メートルにしておく、のが良さそうですね。
【追記終わり】