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情熱を持ち続けられるか、才能を発揮できるか、時間をかけられるか。正しい「座標」は必ずある。



大橋悦夫『トコノクボ』を読んでいて改めて思いました。

  • 情熱を持ち続けられるか
  • 才能を発揮できるか
  • 時間をかけられるか。

という3つの軸からなる三次元のどこかに自分がいるべき「座標」がある、ということを。


3つの軸の関係

情熱を持ち続けられるか

才能がなくても時間がなくても、情熱でカバーする。


才能を発揮できるか

さして情熱もなく時間をかけるでもなく、しかし才能で凌駕する。


時間をかけられるか

才能や情熱がなくても、人より多くの時間をかけることで勝ちに行く。


パラメータ振り分けの妙

たとえば、情熱マックスで、才能と時間はゼロ、という極端な「パラメータ振り分け」は実際にはないでしょう。

どんな人にも熱を上げられる対象があり、持って生まれたギフトがあり、飽きることなく続けられる体力があるものです。

一方で、「これこそが自分が生涯追いかけるべきテーマだ!」と思っても、思い過ごしであることは多々ありますし、自分の得意とするところを自分より巧くこなせてしまう人はいくらでも現れますし、1日は24時間しかありません。

そうなると、この3つのパラメータをどう振り分けるか、それによって定まる自分だけの一点を追求することになります。

とはいえ、この「座標」は結果として辿りつく場所であって、目指すところではないと思えます。

ただ、折に触れて振り返り、自分の「現在地」を確かめておくことは無駄ではないでしょう。

たとえば、『トコノクボ』の著者である榎本さんは、半生を綴ることによって、まさにご自身の現在の座標を再確認できたはずです。

改めて、僕自身もこれまでの軌跡を振り返ってみたくなりました。



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