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Scrapboxについて分かってきたことと未だ分からないことまとめ



大橋悦夫倉下忠憲さんの以下の本を読み、出版記念セミナーにも参加したことで、宣言だけしてその後停滞していたScrapboxへの取り組みが一気に加速。



▼出版記念セミナー

▼宣言


現時点でScrapboxについて分かってきたことと未だ分からないことについてまとめておきます、
Scrapbox風に。

分かってきたこと

Scrapboxはアイデアを育てる場所である。

  • Scrapboxはアイデアの温床

  • 自分の思考という、とらえどころのないシステムのリバースエンジニアリングを後押ししてくれるツールだと感じる。

  • 具象を集めて操作しているうちに自分が本当に言いたいこと(抽象)がふわっと浮かび上がってくる。

  • 「抽象的概念のページ」はC++の抽象クラスを想起する。

▼抽象的概念のページ」について参考になったページ

あなた本当に「書籍」って概念に興味あるの?
「各書籍のページに`書籍`ってタグをつけておけば、`書籍`ってページにそれらのページの一覧が出るよ」
あなた本当に将来そのページを見るの?
抽象概念の抽象度が高すぎる
(中略)
抽象概念のページをどう「うまく」作っていくかが重要だが、その「うまい」とは何かがまだ言語化されていない

プログラムを書いていてプログラマ向けに「KJ法での[グループ編成]と[表札付け]」を解説する上ですごく良い例を思いついた。プログラムを書いてからそれを関数にくくりだすとき、「互いに関係しているコード」を関数の形でくくりだし、その関数に処理の内容を表現する「名前」を付ける。それこそグループ編成と表札付けだ。
「関数にくくりだす」と「メソッド抽出」のどちらが伝わりやすいのだろう。JavaやC#ではリファクタリング機能で範囲を選択してメソッド抽出するよね。
そう考えると「似ているものを集める」が間違いなのもわかる。コードの中のif文を「これはif文だ」って言って集めて「if文」って名前の関数にしても意味がないよね。


Scrapboxはタスク管理を行う場所では、ない。

  • Evernoteは書庫(アーカイブ)であり、保管ツール(リポジトリ)の役割は別に持たせる必要がある。
  • それが今のところはScrapbox。

  • Evernoteをリポジトリとして使おうとすると、

    • アイデアが死蔵されやすい
    • アイデア同士がつながりにくい(ノートブックやタグが煩わしい)
    • 遅い
  • Scrapboxはリポジトリに打ってつけ。

  • とはいえ、Scrapboxは万能ではなく、たとえばプロジェクト管理にはまったく使えない。
  • Scrapboxをプロジェクトリストとして使おうとすると、
    • 階層整理の概念がないのでプロジェクトが見渡せない
    • 日時情報がないので期限管理ができない。

▼リポジトリ


空白を含むリンクの空白はアンダースコアで代替できる

  • たとえば、[Apple Watch] と #Apple_Watch は同じとみなされる



未だ分からないこと

日付書式が変わらない(解決済み)

  • 変えるところが間違っている?
  • 以下の記事に従って「自分のページ」を書き換えているのだが反映されない。
  • 【2018年9月24日追記】解決しました!


タイトルの中に含まれる言葉をリンクにしたい場合の最適解とは?

  • 本文1行目にタイトルをコピーして、本文1行目に対してリンクを張っていっている。

その他の所感メモ

  • 脳内SEO対策

  • ランダムボタンを押しまくってしまう

  • アイデアはリミックス

  • Scrapbox病

  • 「ぷよぷよ」を彷彿とさせる


Scrapboxの理解を進めるうえで非常に参考になったページ

  • 西尾泰和さんのScrapbox、脳内の一部を覗かせてもらっているような感覚。