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自分のキャッチフレーズを作る

以前、「自分のことというのは自分が思っているほど人には伝わっていないもの」ということで、自分のキャッチフレーズを改めて考えるべく、

例えば、IT業界ではない方にもわかりやすい自己紹介の仕方とか、70代の方にもすぐに理解してもらえるキャッチフレーズとか、考える材料はたくさんありそうです。

などと書きました。

キャッチフレーズを考える上では、自分が見せたいものではなく人が見たい(であろう)もの、あるいは自分が思っている自分ではなく人から見られている(であろう)自分をうまく表現できているかが大切だと思います。

上記のエントリーは、パワープラント代表の白附克仁(しらつき かつひと)氏(テレビのディレクターを15年経験したのち独立)の講演録を題材に書いたのですが、白附氏は以下のようにも言っています。

テレビに出られるような会社や人になるにはどうしたらよいか啓蒙するのが、僕の仕事かなと思ってやっています。

言うなれば、これが白附氏のキャッチフレーズの素であり、実際には、

私は広報アドバイザーなのですが、他にもたくさんいるので、アピールコーディネーターという肩書きにしています。

という肩書きで活動しているそうです。

まとめると、自分が日々行っていることは人から見た時にどのような役に立っているのかを改めて振り返り、自分が考えているところとのギャップを見いだし、このギャップを埋める作業が自分のキャッチフレーズ作りの実態なのではないかと思います。

キャッチフレーズを作ることは、自分が期待されているところのものを端的に表現することと言えそうです。

メルマガ「えのさんのeの素」に以下のようなエピソードが紹介されています。

アウトソーシング

コンサルっぽい仕事をするようになって、何か困ったことやわからないことがあると、すぐにその専門家に電話する。お蔭様でそんな人や会社が各業界にあるので、何かしら解決策が見つかる。

もうすこし踏み込んで、顧問先の社内でやれないことがあったら、その部門ごと外に出すことを勧めている。経理、営業、公告販促、システムなど。自社でやろうとしていた時よりうまくいく場合が多い。

逆の立場に立つと、そんな強み、他社のそういう部門を全面委託される会社をつくるといくらでも広がる時代が来たともいえる。

我社が一点突破するなら、それは何かを考えてみよう。

ここで言われている「他社のそういう部門を全面委託される会社をつくる」という姿勢は、個人に置き換えれば「自分が期待されているところのものを端的に表現する」ということになるでしょう。

「期待されているところのもの」とは、自分がアウトソーシング可能な特技や技術や周辺知識であり、一点突破のカギとなります。

このことを念頭に置いた上で以下の問いに答えていくことでキャッチフレーズ作りが進みます。

 1.自分でも気づいていない自分の強みは何か?
 2.それは誰にとって役に立つのか?
 3.それは自分が本当にやりたいことか?
 4.それをする意義(があるとすればそれ)は何か?
 5.それを継続していくための動機付けは何か?

これらの具体的なところについてはまた次回に。。