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MindNodeを「本を書くノート」にする

佐々木正悟 瓢箪から駒なのですが、MindNode 2(Macアプリ)を常用するようになりました。理由はThings3を使ってみたからです。

» Things3を当面「書籍企画ノート」専用に使います

もともと私はマインドマップがあまりしっくりこず、「頑張って使う」ことはあっても、すぐまた使わなくなってしまう傾向が強くあったわけですが、今回はなんとなく続きそうです。理由は、非常に手軽だからです。

» MindNode 2 – Delightful Mind Mapping


マインドマップでもっとも苦手であったのが、紙とサインペンを使うところ。特に私はあの色が色々あるのがなんとも好きになれないのです。つまり、カラフルなのが苦手なんです。我慢はできますが。

カラフルだけならそれでもまだ我慢できるとして、紙とペンにはとても我慢できません。まして私はサインペンのあの独特の音が嫌いです。「キュッ」というのです。本当にどうしてもといわれれば我慢しなくもないですが、カラフルな上にあの音と来ては、トマト嫌いなのに無理やりトマトサラダとトマトジュースとミネストローネを毎日食べさせられるようなものです。

しかしMindNodeは違いました。サインペンなどいらないし、なにより、イメージしていたよりも動作が軽快で、ひたすらテキストベースでも機能します。ここが大事です。

というのも、iPhoneでも十分に扱うことができたからです。クラウドメモとして、基本を満たしているのです。

「ある種の一覧性」が欲しくなる

たいていは文字だけのメモで問題ありませんが、書籍原稿をまとめるとなると、ある種の一覧性が欲しくなります。アウトライナーでもいいのですが、iPhoneで扱うとなるとやっぱり面倒くさいのです。ちょっとしたことなのですが、一覧性をiPhoneの画面でも確保しつつ、それなりに軽快に挙動して欲しいとなると、意外と簡単ではありません。



本を書いて、中盤にもなってくると、けっこう神経質になってくる場面が出てきます。たとえばテニスしているときに不意に「この事例はぜひ入れたいが、全体のどこになら入れられるか。それで全体を壊さないか」といったことがやたら気になり始めるのです。



ふだんはこれをただメモしておくだけしかできませんが、iPhoneからMindNodeを呼び出すと、全体をイメージしつつ、具体例を入れてみて、さらに検討するということも、かなりとっさにやれます。

これがアウトライナーでは私にはできなかったことであり、もちろん紙とペンではぜんぜんダメだったことです。限られたスペースに、消せないペンで書き入れてしまうと、あとでなにが書いていあるかわからなくなるのです。そもそも私はもう、紙を持ち歩くということ自体を忌避しています。

さすがにテニスの試合中にタイムをかけてマインドマップを呼び出したのは、まだ1度しかありませんが、本を書いているとそれをしたくなるくらい神経質になります。が、実行できれば音声メモを残すよりは、ずっとベターです。はるかに実り豊かです。

幸いにも、私はiOSとMacOS間でiCloudを利用してMindNodeを使っているため、どちらかで修正をかければリアルタイム同期に等しい状態を保てます。これをEvernoteでやれれば最高なんですけどね。



» MindNode 2 – Delightful Mind Mapping