以下の記事でも書いたように、シェアオフィスで仕事をしていて気になるのは「人の目」でした。
» シェアオフィス「PoRTAL」のオフィスとしての不思議さと「環境」のパワーについて
仕切りがあるわけではないので、オフィス内を歩き回りながら、意図せずして他のレジデントさんの作業内容が目に入ってきてしまうこともあります(別室の固定席の契約もあります)。
これは言ってみれば街中のカフェとほぼ同じ「設定」であり、それだけに秘匿性の高い作業は憚られることになります。
この対策として、「のぞき見防止フィルター」(プライバシーフィルタ)を導入しました。
光沢ありなしの両面使用
購入したのは以下の「のぞき見防止フィルター」。
開封すると、フィルター本体とモニタに取り付けるための「止め歯」が現れます。
保護用のシートを剥がします。
反射を抑えた光沢のないスモークグラスのような面と、
鏡がわりになるくらいの光沢のあるクリアーな面、どちらかお好きなほうで。個人的には光沢なしのスモークサイドです。
取り付け手順
外箱の裏にわかりやすいイラストつきの解説があります。
モニターに貼り付ける方法と止め歯で固定する方法の2つの方法がありますが、後述するとおり、止め歯で固定する方法をおすすめします。
付属してくる止め歯たち。必要なのは6個ですので残り2個はスペアですね。
使用しているPCは14.0インチなので、対応サイズのフィルターを購入しました。12.5、13.3、14.0、15.6、17.0、21.5、23.0と画面サイズに応じて7種類のラインアップがあります(画像はAmazon.co.jpより)。
止め歯は底辺に2つ、左右両サイドに2つずつ貼るので、定規を当ててちょうど良い位置を決めます。
画面の横幅が約30cmなので、底辺の止め歯は10cmと20cmの位置に貼ることにします。
両サイドは、上から15cmと25cmの位置にそれぞれ貼ることにします。
止め歯を貼り終えたところです。なかなかきれいに貼れました。
すでにのぞき見防止フィルターをセットしています。左下から反時計回りに各コーナーを接写。
ビフォー・アフター
どれくらい効果があるかをビフォー・アフターで。
▼ビフォー:斜めからでも画面が鮮明に見えることが改めて分かります。
▼アフター:斜めから見ると画面内容がまったく確認できなくなります。
打ち合わせなどで、人に画面を見せるときには、すぐに取り外せるのが良いです。タスクカフェでは個別相談の時間があるのですが、その際は受講者の方に画面を見ていただくことが多いので、取り外しています。
▼画面を手前に倒すと以下のように「たわむ」ので、簡単につまんで取り外すことができます。
デメリットは止め歯が邪魔なこと、だが…
これは取り外しができるメリットの裏返しですが、止め歯は透明とはいえ、画面をほんのり遮ります。
でも、最初こそ気になりましたが、驚くことに、使い続けているうちに慣れました。物体としては現実にそこに存在しているのに、“脳内処理”で「存在しない」ことにしてしまうかのようです。
「私が認めないものは存在しないのだ」とでも言わんばかりに。
この過程が非常に興味深く感じられました。現実というものは認識の仕方次第でいかようにも(あるいは、ある程度は)都合良く解釈することができるわけです。
確かな満足感
PCがレノボなので、プライバシーフィルタもレノボ製で、と商品を探したらやや高めだったので(6,540円;記事執筆時点)、他社製を探したら4,690円(記事執筆時点)ということでこちらにしました(それでもけっこうしますけどね…)。
比べていないのでわかりませんが、これで求めていた効果は十分に得られているので問題ありません(実はすでに2ヶ月ほど使っています)。
トイレなどから席に戻るとき、斜めからでは画面が見えないので「あぁ、ちゃんと機能しているな」と、そのたびに満足感を覚えています。目には見えない満足感ですね。
↓お使いのPCのサイズに合わせてどうぞ。