私は、自分の書く字が、あまり好きではありません。
そのわりに、手書きで書く手帳や手紙などが大好きなので、困ったものです。
速く書くほど字が汚くなるのはしかたのないことですが、丁寧に書こうと思ってゆっくり書くほど綺麗な字がかけるかと言うと、そうでもないようです。
一番問題なのが、手帳です。
手帳は、毎日何度も開いて見るものなので、綺麗な字やかわいらしい字が並んでいる方が、楽しい気持ちになれます。
自分の角張った字で埋め尽くされていると、テンションもあがりません。
以前に紹介したはんこを使ってもいいのですが、常に定型文を書くわけではありません。
そこで、よく使っているのが、テンプレートです。
テンプレートには、製図用や美術用など、さまざまな物がありますが、私は現在、4種類のテンプレートを使用しています。
1つはほぼ日手帳のWebサイトで2012年度に販売されていたもの、1つは雑誌「日経アソシエ」の付録で、この2つは主にアイコンや線を書くためのテンプレートです。
そして、残りの2つが、アルファベットと数字を書くためのテンプレートです。
アルファベットと数字を書くために使っているテンプレートは、以下の2種類です。
ボールペンとシャープペンシルではテンプレートを使い分ける
アルファベットと数字を書くためのテンプレートとして私が使っている、「ウチダ テンプレート 英字数字定規 ボールペン用 No.1 1-843-1201」は、その名のとおりボールペン用です。
ペン先の太いボールペンでも書きやすいように、溝が太くなっています。
そのため、あまり小さい字は書けません。
もう少し細くて小さい字を書きたい場合は、シャープペンシル用のテンプレート「ドラパス テンプレート 英数字JIS 31-802 E-802」を使用します。
最小で、2.5mmのサイズの文字まで書くことができ、小さなスペースに時刻などを書くのに重宝しています。
漢字のテンプレートはないので、予定の内容などは普通に手書きするしかありませんが、簡単な予定であれば、英語や英語の略語で書いた方が短く済むことも多いため、その場合は、テンプレートのアルファベットを使います。
すべての予定をテンプレートで書くのは大変すぎますが、字の乱れがひどいときや、気分を盛り上げたい予定のときにテンプレートを使うと、その予定の欄を見るのが楽しみになり、不思議なことに、タスクに取り組むモチベーションがアップするのです。
▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「SPEAQ」の中の人。