大橋 悦夫 
引き続き、Fitbit Charge2を着けて生活していますが、こちらでも書いた「１時間ごとの運動促進通知」が地味に効いています。「1時間につき250歩以上歩く」ことを課され、10分前に急かされるのです。
» Fitbit Charge2 を2日間使ってみた感想。ChargeHRユーザーは買い換える価値あり！
選択した時間枠内において毎時50分（12:50、13:50、14:50、…）に、直近60分間で250歩以上歩いていないと「運動促進通知」が行われます。
▼8:00～22:00の間の毎時50分
具体的には、バイブで通知されて「何だろう？」と思って画面を見ると以下のようなメッセージが表示されるというものです。
▼少し散歩しませんか？
（中略）
デスクワークを続けていると、この通知が来るたびに「えっ、もう1時間たった？」と驚かされるのですが、そのたびにストレッチをしたり、ちょっと離席して歩き回ったり（250歩まで行かずとも）といった、気分転換のきっかけになります。
ちなみに250歩というのは「いかほど？」かというと、
- 時間にして2分ほど
- 距離にして200mほど
です。
こちらに「5000歩≒40分≒4.0km弱」という指標があったので、これをもとに算出しています。
» 5000歩とは、徒歩で何分くらいですか? – 皆さんがほぼ同じ数値を回答… – Yahoo!知恵袋
ということで、1時間につき2分間だけ歩き回ればいいのです。
最初は「ちょろい」と思ったのですが、意外とこれが「キツい」です。
シェアオフィスのビルを3階から10階まで昇って降りると300歩弱
2分あればいいのは計算上であって、実際には前後に“のりしろ”が必要なので、3分あったほうが安心です。
あてもなく歩き回るのでは続かないので、何か一定の「コース」はないかと考えていたら、ちょうど仕事場であるシェアオフィス「PoRTAL」の入っているビルの階段を昇って降りればいい、と思いつきました。
ビルは10階建てで、シェアオフィスは3階にあるので、3階から10階まで昇って降りてみたらちょうど300歩弱でした。
ワンフロアぶん昇るのに約20歩、10階までに7フロアぶん昇るので140歩。かかる時間は1分30秒。
降りるのは幾分ラクですが、歩数は同じく20歩、かかる時間も1分30秒。
つまり、昇って降りてくると280歩稼げて、かかる時間はちょうど3分です。
Fitbit Charge2は、設定した時間枠内の毎時50分にバイブ通知をしてくるので、そこから7分以内に動き始めれば間に合います（16:50なら16:57に動き始めれば17:00までに250歩をクリアできる）。
以下、バイブ通知を受けてから、階段を昇り降りして、無事250歩クリアした一連の流れの動画です（15秒）。
1時間を超えるミーティングに参加しているときなどは、さすがに無理ですが、普段のデスクワーク中であれば1時間に1回、強制的であれ席を立つのは程よい気分転換になりますし、何よりも「次のバイブ通知までに仕上げる」というポジティブなプレッシャーが得られるので悪くないです。
むろん、そのようにして集中力を無理やりひねり出す必要はないわけですが（笑）。
大きな目標を攻略するコツは「少しずつ頻繁に」
『マニャーナの法則・完全版』には「少しずつ頻繁に」というフレーズがくり返し登場します。
例えば、以下。
あなたが長期的に達成したい目標や、人生の充実のためにやることをリストにしておきましょう。例えば、読書、運動、執筆などです。「少しずつ頻繁に」の原則に従うことで、いつか大きな成果を手にすることになるでしょう。
まとまった時間に一気に3000歩あるこうと決めてもいいのですが、この方法ではその「まとまった時間」がとれないと「0歩」にとどまります。オール・オア・ナッシングになってしまうのです。
これでは「まとまった時間」がとれる日がやってくるまで、目標に1歩も近づくことができません。
そこで「少しずつ頻繁に」というアプローチです。
忙しい日であっても「1時間につき3分だけ」なら確保するのは難しくないでしょう。
今回ご紹介した階段の昇り降りは、まぁ、あまり人におすすめできるものではありませんが、自分なりの「コース」決めておくことで、考えごとをしたり、オーディオブックを聴いたり、あるいは何も考えずにただ歩いたり（言うなれば「歩く瞑想」）することで、すぐに3分くらいは埋められると思います。
ということで、250歩ずつ歩かされながら気づいたのは「プロジェクトを進める方法と同じだ！」ということでした。
大きなプロジェクトを抱えているなら、この「少しずつ頻繁に」をぜひ採り入れてみてください！
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