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時間がないわけじゃないのに、なかなか仕事に取りかかれない理由と対策

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大橋悦夫最近は、Hulu、Netflix、Amazonビデオなどなど、映画やドラマを手軽に観られるサービスが充実しており、よく観ています。

たいていの映画は2時間前後ですが、ドラマは1話あたり45分~1時間程度。

時間があまりないときは、映画ではなくドラマを1話だけ消化しよう、ということでドラマを観ることが多いです。

ここで、ふと気づきます。

本当は長編映画をじっくり楽しみたいのです。
なのに、時間がないからドラマで妥協している。

でも、ドラマはドラマで面白くて1話で済まずに、2話、3話と続けて観てしまうこともしばしば。

そうなると、映画を観たのと同じかそれ以上の時間消費になってしまいます。

仕事でも同じことが言えます。

時間があっても気持ちの“枠”に収まらないと、やらない

映画は取りかかりにくい難しい仕事であり、ドラマは取りかかりやすいすぐに終わる仕事なのです。

「今は時間がないから、この仕事は明日にしよう」

ということで、難しい仕事はどんどん先送りされてしまいます。

本来であれば、この難しい仕事こそがキモになるはずであり、まっ先にこなすことで、事業としての収益はもちろん、仕事としての満足度もアップするでしょう。

でも、「時間がない」という理由で、すぐに終わる簡単な仕事でお茶を濁してしまう。

実際には、しかし、時間があるのです。ただ、気持ちの“枠”にうまく収まらないだけなのです。

そうであれば、難しい仕事をドラマのように複数の小さなパートに分割してしまえば良いでしょう。

ドラマが1話で済まずに、2話、3話と続けて観てしまうのは、イイところで「続きはまた次回!」と中断させられるからです。

仕事においても、「もう少し進められそうだ…」というところで「続きはまた明日」と強制的に中断するようにします。

先に取り組む時間を決めておき、時間がきたらキリの悪いところでもスパッとやめる。

すると、気持ち的にはモヤモヤが残るので、早く続きがやりたくなります。翌日も同じ仕事に取りかかりやすくなるのです。

そのために必要なことは「一気にまとめて片づけよう」というマインドをいったん封印すること、でしょう。



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