欧文印刷株式会社から発売されている、NUboardというノート形式のホワイトボードがあります。
新書版サイズやA4サイズなど、手軽に持ち歩いて使える大きさのNUboardがあるのですが、今回、現地の設備の様子が分からない場所でセミナーを開催する機会があったため、思い切って一番大きいサイズ(A3変形版)のNUboardを購入して持って行きました。
他のサイズと異なり、A3変形版にはホワイトボード用のマーカーが付いてきませんので、あわせてSTAEDTLERのLumicolorというシリーズのホワイトボード用マーカー4色セットも購入。
ただ、ホワイトボードを消すための道具は、ティッシュペーパーで済ませてしまいました。
A3変形版のNUboardには、紙のホワイトボードが4枚付いていて、ページの間には、透明のシートが2枚ずつ付いています。
870gとAmazonの商品ページに書いてありましたので、かなり迷いました。
買ったはいいけれど、この重さで持ち歩くのは無理があるのではないか、重いから結局持って行くのをやめようと思ってしまわないだろうか、と。
iPadでも重いと思うのに、iPad以上の重さですから。
しかし、結果的には、大きくて重くても、セミナーでとても役に立ったので、がんばって持って行って良かったです。
ホワイトボードを持って歩き回れる
今回のセミナーの人数は、20人ほどでした。
セミナーの規模にもよると思いますが、私が関わるセミナーでは、このくらいが最大人数です。
2~3人のペアワークやグループディスカッションをしていただくのですが、その時、グループ間を順番に回ります。
そこで、NUboardを持って回ってみました。
やってみると、その場で出てきた話をNUboardに書きとめるのも簡単な上、最後に全員に見せることも簡単にできました。
グループごとに意見をまとめて、発表してもらうというのでも良いのですが、発表となると大げさに構えてしまって緊張するということもあります。
今回は、NUboardを持って回って、その場で書いてもらったり、付せんを貼ってもらったりしたのが、功を奏しました。
多少、腕は疲れましたが。
8ページもあるからすぐに消さなくて済む
普通のホワイトボードは、表と裏の2面しか使用できません(1面しか使用できない場合も多い)。
そうすると、書きたいことが多い場合は、書いては消して、書いては消して、ということを繰り返す必要があります。
後で、もう一度参照したいと思っても、さっき消してしまった、ということが結構あります。
その点、このNUboardなら8ページもあるので、後からでも、さっき書いたページに戻ることができます。
人数が少なめで、受講生と講師の間が近距離だからできることですが、ここまで便利なことだとは、使ってみるまで分かりませんでした。
A3変形版には、立てておけるように、表紙の端に滑り止めがついているのも便利です。少人数のセミナーや、ホワイトボードのない部屋でのミーティングなどに良いのではないでしょうか。
最後に、NUboardと一緒に購入した、ステッドラーのホワイトボードマーカーは、ペン先の太さがこのA3変形版のNUboardにちょうど良く、書き心地もスムーズでお勧めです。
4色セットだと、ケースに入っているので、持ち運びしやすくて助かりました。
▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「シゴトに美味しいスパイスを」中の人。