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「ブログに何を書かないか」をどのようにして決めればいいか?



大橋悦夫今日、たまたまTwitter経由で目にした写真に興味を惹かれ、その方のInstagramアカウントを知り、その方のインタビュー記事にたどり着き、読み始めたところ、「あぁ、やっぱりそうか」と改めて同意するとともに、同時にやや失意を覚えることがありました。

順番にいきます。

まず、興味を惹かれたツイートがこれ。




映画はよく観る方なので、なかなか心に訴えるところがありました。

つまり「これは良いものだ」と感じました。

次にこの方のInstagramアカウントを知り、ほどなくしてたどり着いたインタビュー記事が以下。

» 「#オモ写」ホット・ケノービさんにフィギュア撮影についてインタビュー – Be Power Hard Boiled(リンク切れ)

「あぁ、やっぱりそうか」と感じたのは

「あぁ、やっぱりそうか」と感じたのは、このインタビュー記事の中の以下の部分における、

後は、
・できるだけ定期的にアップする。
フィギュアの写真以外はアップしない。
・いいと思った写真には「いいね」や「コメント」といったリアクションをする。
ですかね。

「フィギュアの写真以外はアップしない」という部分(太字部分)です。

この方にとっては、「フィギュアの写真」が「好き」であり「得意」でもある、言ってみれば“スイートスポット”であり、ここ以外の面は相対的にはそうではない、ということになります。

もちろん、「こういうフィギュアの写真を撮っている人の日常にも興味がある」という需要もあるかもしれませんが、少数派だと思うのです。

問題は、自分にとっての「スイートスポット」をいかにして見つけ出すか。

情報発信を始めるや否や即座にこれを見つけ出す人もいれば、何度も“ハズレくじ”を引きまくって、最後の最後でようやく引き当てる人もいるでしょう。

「これならいける!」という手応えを感じたとしても、実はさらに引きの強いコンテンツがまだ自分の中に眠っているかもしれず、それを差し置いて「そのコンテンツ以外はアップしない」と決め込むことはギャンブルです。

一方で、さらに引きの強いコンテンツがまだ自分の中に眠っているかもしれない可能性に賭けて「引き続きいろいろアップし続ける」という現状維持もまたギャンブルです。

あなたなら、どうしますか?

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