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Pocketに溜まった記事は「テキスト読み上げ(TTS)」でスキマ時間にどんどん消化



大橋悦夫ウェブの長文記事を少しずつ読み進めるためにPocketを活用しています。

» Pocket

Pocketの活用法については、これまでにも記事を書いていますが、

» Pocketに「日付区切り」を挿入しておくと、消化や整理が捗る 
» 「Pocket」に溜まりまくった記事は「PocketRocket」で毎日確実に1本ずつ消化する 

今回は、地味に便利な「テキスト読み上げ機能(TTS)」についてご紹介。

スキマ時間のうち「読める時間」はそれほどない

よく「スキマ時間を活用する」といったことが言われますが、こと「少しずつ読み進める」というピースをはめ込む上ではスキマ時間は小さすぎることが多いものです。

確かに10分のスキマ時間はあったけど、周囲に注意を向け続ける必要があり、集中できない。

例えば、交差点の信号待ちの数分間に本を読み進めることは可能かもしれませんが、本に没頭するわけにはいきません。徒歩ならまだしも、車の運転中はNGでしょう。

そんなときに便利なのが耳からのインプット、すなわちオーディオ学習です。

オーディオ学習については以下の記事で詳しく解説しています。

» オーディオブックを仕事に活かすための10のポイント 

Pocketの「テキスト読み上げ機能(TTS)」を使う

そこでPocketの「テキスト読み上げ機能(TTS)」です。取り込み済みの記事を読み上げさせることができます。日本語の記事は日本語で、英文の記事は英語で。

いくつかサンプルを撮ってみましたので、未体験の方はこちらで試聴してみてください。

「Kindle」や「Evernote」や「WorkFlowy」などのサービス名もきちんと聴き取れる発音なので安心して聴けます。人物名などの固有名詞はさすがに難しいです(佐々木正悟さんは、「ササキ・タダシ・サトル」と読み上げられました…)。

Evernoteでブログのネタ管理


WorkFlowyでハイライトを使えるようにカスタマイズする方法


英語の発音は“声優”さんが切り替わり、さすがネイティブな発音です。英語学習にも良いかもしれません。

How project templates can help you keep track of your annual routine


ただし、読み上げができない記事も

すべての記事を読み上げてもらえるわけではありません。例えば、以下のようなテキスト表示ができない記事は「テキスト読み上げ対象外」です。

yomiagetaishougai

また、テキスト表示ができても、英単語や数字だけを拾い読みして済ませられてしまうこともあり、完全ではありません。まるで漢字が読めない小学生が知ってる言葉だけを読み上げて得意になっているかのようです。

例えば、以下は日本語の記事なのに、英単語だけを拾い読みして終了します。

Evernote Business 導入で社員のミスが減り、中間マネジメントが不要に - 株式会社デジカル


ありがとうございました。

記事タイトルの最初に英単語がくると英文と認識されてしまうのか? と思いましたが、そういうわけではないようです。以下はきちんと“日本人”が読み上げてくれます。

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読むより遅いが、読めない時間でも“聴き進める”ことができる

読み上げのスピードは7段階でコントロールできますが、最高速にしても読むのに比べたら遅いです。

それでも、ずっと画面を見なくてもいいので、歩きながらでも、何かをしながらでも聴き続けることができます。特に移動中は重宝します(「歩きスマホ」はやはり危険ですので)。

また、読み上げは遅いながらも途中で止まることがありません。

目で読んでいるときは、何か別のことが頭に思い浮かんだりすれば、そこで読むのを中断することもあるのですが、読み上げの場合は容赦なく進んでいきます。セミナーを受講しているときの状況に似ています。

おのずと聴くことに集中するようになります。

また、聴いていたときに目にしていた風景がセットで記憶に残るので、再現しやすいというメリットもあります。

このことについては以下の記事で書いています。

» 「オーディオブック・ラン」のススメ

そのようにして「オーディオブック・ラン」を始める(走りながらオーディオブックを聴き始める)と、新しい発見がありました。

聴いているときに「あ、なるほど」と思えるフレーズに出会っても、走っているためにメモが取れないのですが、走り終えた後に、

  • 「あの辺りでちょっと気になるフレーズがあった」

という引っかかり(アンカー)が残るのです。

ここでいう「あの辺り」には2つの意味があります。音声ファイルの再生位置と、そのフレーズを聴いているときに目にしていた風景の2つです。

常に風景が流れていく中で音声を聴いているため、目で見た風景と耳にしたフレーズとが関連づけられるのです。

走り終えてから、頭の中で、今日走ったコースをたどってみると、聴いていた内容がある程度再現できるのです。

当然、記憶に残りやすくなります。

これが面白くて、ランニング中のオーディオブックがすっかり定着しました。

今では音楽を聴くのもったいない、とすら感じるほどです。


バックグラウンドでも読み上げは続く

聴きながら何か思いついた場合、その場でメモを取りたくなることもあるでしょう。

その場合は、メモアプリに切り替えてメモを取ります。そうしている間も、Pocketは読み上げを続けます。つまり、バックグラウンドでも読み上げは中断されずに続くのです。

もちろん、スマホをスリープモードにしてもOKです。

まとめ

walkingman-w250何と言っても、バックグラウンドで聴けるのが最高です。

歩きスマホは危険な上に、貴重な「目を使う時間」を消費する上に、揺れる画面を眼球のサスペンション機能(?)を酷使して凝視するので良いことが一つもありません。

歩いているときは、オーディオブックか、Pocketのテキスト読み上げか、疲れているときは好きな音楽を聴くか、のいずれかが良いと思います。

音楽は普通にヘッドホンがいいですが、オーディオブックやPocketのテキスト読み上げなら片耳のみのヘッドセットがおすすめです。

僕自身は、以下のヘッドセットを愛用しています。電話の着信も受けられますし、音声認識でメモをとる場合もそのまま話せばOK。スマホ本体を口に近づける必要はありません。

» 【国内正規品】 PLANTRONICS Bluetooth ワイヤレスヘッドセット (モノラルイヤホンタイプ) Explorer 500 ホワイト EXPLORER500-W


このヘッドセットについては、海老名さんが紹介記事を書いていますのでご参考まで。

» バッテリーのもちが良く音も満足できるお手頃価格のBluetoothヘッドセット「PLANTRONICS Explorer 500」

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