ここで一つ警告をしておこう。毎朝優先順位をつけ直さない何百もの理由(言い訳)は何よりも簡単に浮かぶからだ。これはこのシステムを使い始める初日でさえも起こりうる。よく聞く言い訳をいくつか挙げてみよう。
「今すぐにしなくてもいいだろう」
「取り掛からなければならない大事なプロジェクトがあるから……」
「今朝は大事なミーティングがある」
「まず、コーヒーを飲んでから」(中略)
これ以外にも、すぐに思いつく言い訳が沢山あるだろう。その言い訳がいかに創造性に富んでいようとも、正当なものは一つもない。“JUST DO IT!(すぐにやろう!)”。覚えているだろうか、プロアクティビティとは、「なぜ出来ないか」ではなく「どうしたら出来るだろうか」と前向きに考えることだということを。
あの「小さな声」が耳打ちする言い訳に耳を傾けてはいけない。その「小さな声」を無視し、毎朝優先順位システムを逆さまにし、その日の優先順につけ直して欲しい。それを終えた後には必ず爽快感を味わえるはずだ。(p.65)
- やめる:クリエイティブな言い訳を考え出す
- 始める:「なぜ出来ないか」ではなく「どうしたら出来るだろうか」と前向きに考える