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「今日」という区切りの中で生きる

By: BKCC BY 2.0


タスク管理ツール「TaskChute」の根本にある考え方はデイリーリスト、すなわち「今日やることリスト」である。

やるべきことがたくさんあっても、そのうち「今日やること」はその一部に過ぎない。この部分だけを“お皿”取り分けて、これに集中する。

ほかにもやることはたくさんあるのに…、と思っても目の前の“お皿”の上にあるものをまずは片付ける。

明日のことは明日考える。

少しでも明日以降を楽にしようとして明日以降のことを考えたとしても、そのこと自体でも時間はとられるので、いっさい脇に追いやってとにかく今日の“お皿”に邁進する。

そのようにして一日を終えたら、その日をふり返り、「これとこれは明日やろう」ということで明日の“お皿”にタスクを託す。

昨日から引き継いだバトンを途中で落とさないように明日に引き継ぐために今日という区切りがある。

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思い返してみると、「一生続けよう」と思ってお酒とタバコを飲みはじめたわけではありません。また、過去にもそう思ったことは一度もありませんでした。いや、むしろ「いつかはやめよう」「来年は減らそう」と、つねに思っていました。ただ、そう思うだけで、実際にはお酒とタバコが習慣化し、だらだらと毎日続いていたのです。

なぜなら、今日だけは飲もう、吸おうと、毎日思っていたからです。

実は、「今日だけはやる」と思ったことだけが継続するのです。

この方法を使ったおかげで、私は現在までの約10年、お酒とタバコをやめ続けることができました。「今日だけは飲まない、吸わない」と思ったことで、「お酒とタバコをやめる」という習慣を身につけることができたのです。

たとえば、本を書くとしましょう。どれほど、本を出版している姿にワクワクしているとしても、朝5時に起きて、会社に行く前に原稿を書く。これを毎日ワクワクとできるはずがありません。その生活を半年、1年と続けなければならないと考えると、とたんに嫌になります。

「今日はいいや、明日やろう」となってしまいます。実は、これが「ワナ」なのです。はっきりいえば、確実に失敗する方法なのです。

では、どうすればいいのでしょうか?

明日は書かないかもしれない、
明日やるかどうかは、明日の自分が悩んで決めればいい。
だけど「今日だけは」書こう。

こう思い、「今日だけは」書くのです。

もちろん、どうしても誘惑に負けて、朝7時まで寝てしまったことも何度となくあります。これも「今日だけ」と思うのです。この「今日だけ」と思うことが大事なのです。ここで、まちがっても「失敗した、もう全部ダメだ」と思ってはいけません。そう思わないことが大切なのです。(p.135)


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