汚れをためると、このヘラで落とせるか怖いので、嫌でもひとこすりするのが日課になってしまいました。
その都度やっておけばたいした手間ではないのに、やらずに溜めてしまうと、結果は「都度にかかる時間のトータル」から大きくアシが出る。例えば、毎回1分足らずでできることを10回分溜めると、もはや10分では終わらなくなる。
もちろん、毎回1分足らずであっても、溜めてやれば10回分を5分で終えることができる作業もある。例えば、伝票の整理などは個人差はあるにせよ、1ヶ月分だと多すぎてイヤになってしまうが、1週間分ならある程度まとまった量でありながら「よし、やるか」という軽い意気込みを込めて取り組むことができるし、達成感もあるし、都度パンチで穴を開けて、ファイルに綴じるという毎回発生する手作業を1回で済ませることにもなる(それゆえ時短になる)。
これが、1ヶ月分、あるいは1年分となると達成感を通り越して徒労感になってしまい、軽いトラウマになってますますこの作業に注意が届きにくくなる。すなわち、時間の問題がメンタル面にも“転移”する。
これを防ぐためにも最適な頻度を模索する。