大橋 悦夫 麻雀はお金を賭けるから熱くなる。
お金を賭けるということは自分をリスクにさらすということにほかならない。
リスクのないところに“集中”は生まれず、従って生暖かい。“集中”は、その時その時で最もリスクの高いところにが注がれる。
そういう意味では、“集中”は火消しのようなものと考えることができる。
仕事の締め切りは守らなければならないものであり、それだけ“集中”を必要とするものだが、毎日あるわけではないため、締め切りがない日にはついうつつを抜かしてしまいがち。
でも、締め切りがない日に先にできることを進めておくことで、締め切り当日になって慌てずに済むというメリットがある。
このメリットを得るためには、自分で締め切りを作り、しかもそれが本当に締め切りと同じくらいに“集中”を呼び起こすような仕掛けを組み込んでおくと良い。
例えば、こちらで紹介されていたアイデアだが、その締め切りの仕事に取り組んでいる間だけはエアコンをつけてよいことにする。それ以外の時はエアコンを切る。
暑くてかなわない（冬なら寒くてかなわない）ので、仕方なくながらも、やる気を呼び起こすことができる。いったん取り掛かってしまえば続けられることは多いが、取り掛かるのが一番難しい。
飛行機も、水平飛行で飛び続けるより離陸する時の方がエネルギーを余計に消費する。
