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自己実現のための自己修練

複数の仕事を掛け持ちしているフリーランスは自分で仕事の量をコントロールしている。毎日の業務に支障が出ないようにやりくりしたり、あるいはある程度の支障が出るのを承知で仕事を請けたりしている。

支障は、仕事の捉え方によって異なる2つの意味を持つ。
1つは自己修練、もう1つは自己実現。

どんな職業であっても、専業としてやっていくからには一定の自己修練が要る。それがあって初めて専業としての自己実現の道が拓かれる。十分な自己修練を経ずして「専業」になった人はそれなりの自己実現にしか至れず、「こんなはずではなかった」と壁を感じることになる。

ただ、自己実現には「これで十分」というラインがなく、それゆえに自己修練のリリースポイントもはっきりしていない。それゆえに、たいてい見切り発車になる。

自己修練だと思えば耐えられる仕事があり、自己実現だからといって楽な仕事ばかりではない。

ところで、自分で仕事の量をコントロールできるようになったら、それは自己実現といえるのではないだろうか。