睡眠時間の記録のために、これまで以下の2つのiPhoneアプリを使ってきました。
- Sleep Meister(スリープマイスター)
- Sleep Cycle(スリープサイクル)
これに加えて、Apple Watchを着けていれば自動的に睡眠状態を検知して記録を取ってくれる、AutoSleepというアプリも併用しています。
朝、目が覚めてベッドから這い出せば、自動的に記録が停止します。目が覚めてもベッドに留まったままiPhoneをいじりはじめたような場合でも、「あんた起きてるやん」とバレて、やはり記録が停止します。
Sleep MeisterとSleep Cycleの記録と見比べても、特に大きな違いは感じず、AutoSleepの記録だけでも十分かな、ということで、AutoSleepに一本化することに決めました。
日々、Sleep MeisterとSleep Cycleのグラフを粛々とスクリーンショットに撮りためてきましたが、「ぜんぜん見返していない!」ことも強力な後押しになっています。
Sleep Meister、Sleep Cycle、AutoSleepの記録比較
比較のために、同じ日の3種の記録を並べてみます。
Sleep Meister
一番下の「睡眠効率」という数値にいつも注目しているのですが、後に紹介するSleep Cycleに比べると全体的に「甘い」です。何でもほめてくれるコーチみたいな。
Sleep Cycle
Sleep Cycleは、上から2番目の「快眠度」に注目するのですが、こちらは「辛口」です。今回は77%とまあまあですが、厳しいときは容赦なく低評価してきます。基本的に叱るコーチ。
AutoSleep
AutoSleepは長々と4画面分にわたります。3画面目の右下の「深い睡眠」に注目していて、週平均と比べて多いか少ないかをバロメーターにしています。この数字が平均以上だとうれしい。
とはいえ、トータルの睡眠時間を少しでも多く確保することが第一です。短くても深く眠れればもちろん良いわけですが、深く眠れるかどうかはコントロールできないので。
やめてみて初めて分かることがある
Sleep MeisterもSleep Cycleも、寝起きのタイミングで記録の開始と停止を手動で行う必要があり、冷静に考えると地味に煩わしい作業と言えます。「寝落ち」が許されないですし。
また、「もう少し寝るか、ここで起きてしまおうか」という微妙な寝起きのタイミングで記録を停止するかどうかを悩むことがあり、しかし、これは実に不毛な悩みだということに、AutoSleepに一本化してみて改めて気づきました。
AutoSleepの場合は、「やっぱり二度寝しよう」となったら、そのまま寝れば記録は継続しますので(一時的に覚醒したものの睡眠は続いていると解釈される)。
Sleep MeisterとSleep Cycleによる、過去の膨大な睡眠ログの蓄積は捨てがたいものの、よくよく考えるとAppleのヘルスケアアプリが記録を吸い上げていることを考えると、事実上「スポイト」のような役割しか果たしていない両アプリの「生ログ」は出がらし。
かくして、Apple Watchを着けて寝ている限りは開始・停止の操作が必要なく、これまでに記録に失敗したことはないAutoSleepへの一本化に踏み切ることに、さほどの時間は要しませんでした。
「手のひら返し」は死ぬまで続く
Sleep MeisterとSleep Cycleを使わなくなって、当たり前ですが手間がなくなって実に楽になったと感じます。むしろ一本化直後は「あれれ、このまま寝ちゃっていいんだっけ?」とか「起きたけど、何か操作しないといけなかったような?」という不安を感じるくらいでした。
「寝るときに開始、起きたら終了」の操作は、使っているときはそれが当然でしたが、使うのをやめてみたら「よくあんな面倒なことをやっていたな! しかも毎日! おぞましい!」などと、あっさり手のひらを返す自分に驚きます。
夢から覚めたのか、新たな夢に乗り換えたのか、いずれにしてもこの種の手のひら返しは死ぬまで続くのでしょう。
関連書籍
AutoSleepのことはもちろん、Apple Watchのポテンシャルを引き出す活用法については以下の電子書籍で詳しく解説されています。
睡眠関連書籍はいろいろ読みましたが、今のところはこの本に書かれていることが一番しっくりきています。