大橋 悦夫 また、机上には個人的な写真を飾ることも大切である。自分にとって大切な人達、ペット、風景などの写真は、私たちの心が必要とするものを与えてくれる。
過去、経営者側は常に、“仕事”と“プライベート”は分けるようにと指導してきたが、これはとても無茶なことである。なぜなら私たちは一人の人間であり、“仕事”と“プライベート”というように、自分を半分に分けることはできない。
私たちはこれら2つのパートの共存を認めるべきである。協力関係や士気は、企業側が社員のプライベートな部分を認めることによっても多大に高まる。事実、仕事をするのはほとんどの場合、愛する人や関心のある何かのためであるからだ。だから遠慮せず、それらの写真を机上に飾ろう。
心に必要なもの、という意味の他に、あなたにとって特別な意味を持つ人や風景やペットなどの写真を見ることは、ストレスのレベルをある程度まで落とす働きがある。これが、写真を机の上に飾ることの大切さを表すもう一つの理由である。（p.49）
- やめる：仕事とプライベートを分ける
- 始める：仕事とプライベートを共存させる
