分単位で行動を記録し、使途不明時間が限りなくゼロに近い状態をキープしていると、時間の希少性がいっそう強く感じられるようになる。
目の前の1分間の浪費が人生最後の1分を削り取ることになる。
それ以前に、今日の就寝時刻が間違いなく1分間うしろに倒れる。
1分でできることを把握すると同時に、何にどれだけの時間がかかるのかを把握することで、現実的な計画が立てられるようになる。
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10時間で28万円を儲けると考えよう。そうすると、1時間2万8000円の儲けが必要になる。
(中略)
先ほどは、1時間当たりに必要な儲けを計算した。では、今度は1分まで掘り下げてみよう。1分間に466円となる。吐き気がしてこないだろうか。トイレに行っている間も、かかってきた友人の電話を受けている5分間も、気が気でないはずだ。この戦いに勝たねばならない。数字と期日は正直だし、自分自身が出す結果も正直である。(p.182)
» ひとりで儲ける時代―夢を追い越した男「金と仕事」のド根性哲学