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久しぶりに第2外国語の独習を開始

By: SophieCC BY 2.0


来月、とある国を訪れることになったため、その国の公用語を独習し始めた。

歴史や地理についても学びたいところだが、すべてのベースは言語にあると考えているので、まずはコトバから。日常会話程度なら困らない程度には持っていきたい。

これまでに学んできた言語は、英語のほかには、ドイツ語、フランス語、ロシア語、スペイン語、韓国語などがあるが、今回の言語はこれらのどれともタイプが異なる。

ちなみに、英語以外はほとんど学生時代に趣味として学んでいた程度なので、ほとんど使いものにならないが、複数の外国語を学ぶ過程で外国語学習のキモとでも呼ぶべきものを自分なりに掴むことができた。

それは、リスニングの時間をいかに多く取るか。

単語や文法を覚えても、相手が何を言っているのか分からなければ文字どおり話にならない。聴き取れさえすれば、それをオウム返しにすればある程度コミュニケーションは成立する。

新しい外国語を学びはじめたら、まずはさっぱり意味が分からなくても、とにかく聴き続けること。

しだいに似たような音の連鎖、語尾、イントネーションなどが耳に残るようになる。

そこまで来たら、初めて次に進む。

このあたりの考え方は以下の2冊で学べる。



以下の2記事も参考までに。

» 今週のおすすめビジネス書/良き読書家にオススメの逸品

その他、本書の輪郭をつかんでいただくためのフレーズをいくつか引用しておきます。

  • 「君達は学校に行って外国語を習おうとするから、駄目なんだ」
  • 外国語学習の意義は、単にコミュニケーションの道具としての言葉を学ぶ、ということだけではなく、思考の幅を広げることにもあるのだ。
  • 母国語の学習とは異なり、外国語の性格をふまえた学習方法によって勉強しなければ、外国語の習得は不可能だ。
  • 外国語学習は、哲学の勉強であり、外国語が持っている物の考え方を理解しなければ、習得は難しい。
  • 本を読むための心構えは「他者を知る」という哲学の問題と同じである。なぜなら、本を読むことは、自己と異なる他者(哲学では“他者”という言葉を使う)を知ることだからである。
  • 学習とは、2つ、または、それ以上のニューロン(神経細胞)を結びつける鎖を作ることである


» あなたにとって自然に目に入ってくる「切れ目」が未来の突破口になる<

「ことばの4条件の(3)」である「単語を組み合わせて、文章にする能力」を逆に考え、「文章の流れのなかから、単語を切り出せる能力」と、考えてみたらどうでしょう?

つまり、

「単語が先にあり、単語を組み合わせていくことによって、ことばができた」

のではなく、

「歌のような音の流れがまず先にあり、それを切り分けていくことによって、単語ができた」(p.60)

と考えるのです。