この1週間でシゴタノ!で人気のあったビジネス書のご紹介。
「良き読書家であるためには、本の著者との全面的な協力が必要である」というフレーズにハッとさせられます。
「思い」と「実現」の法則
前回ご紹介したところ、好評でした。口当たりの良い本より、耳の痛い本の方が身につきますし、役に立ちます。ということで、耳から聴けるオーディオブック版も合わせてオススメです。
» 今週のおすすめビジネス書&仕事のシステムさえ矯正すれば問題は解決する
科学的な外国語学習法
これまで一切ブログ上では言及してきませんでしたが、かなりのロングセラーです(この本自体も1992年刊行ということで、もはやアマゾンには在庫はなく、「出品者」の方からのみのお求めとなります)。個人的には、学生時代(某大学外国語学部英語学科在籍当時)から愛読しており、復刊が期待されます。
また、単なる英語学習書の枠を超え、真に読者の役に立とうとする著者の誠意が感じられる本でもあります。
たとえば、本書の冒頭には「良き読書家であるためには、精神を集中する努力が必要であり、本の著者との全面的な協力が必要である」というアメリカの評論家 Orville Prescott の言葉を引きながら、本を読むにあたっての心構えが解説されています。
その他、本書の輪郭をつかんでいただくためのフレーズをいくつか引用しておきます。
- 「君達は学校に行って外国語を習おうとするから、駄目なんだ」
- 外国語学習の意義は、単にコミュニケーションの道具としての言葉を学ぶ、ということだけではなく、思考の幅を広げることにもあるのだ。
- 母国語の学習とは異なり、外国語の性格をふまえた学習方法によって勉強しなければ、外国語の習得は不可能だ。
- 外国語学習は、哲学の勉強であり、外国語が持っている物の考え方を理解しなければ、習得は難しい。
- 本を読むための心構えは「他者を知る」という哲学の問題と同じである。なぜなら、本を読むことは、自己と異なる他者(哲学では“他者”という言葉を使う)を知ることだからである。
- 学習とは、2つ、または、それ以上のニューロン(神経細胞)を結びつける鎖を作ることである
内容としては、外国語学習15の間違い、学習の進め方に関する7つのアドバイス(できるだけしゃべる、書き取りをする、文法は日本語ではなく学習言語で覚える、など)、具体的な勉強の手順、などなどきわめて実践的な解説書になっており、教養と技術の両方がバランスよく身につく中身の濃い一冊です。
スワンタッチ
かなり前からあるので、すでに愛用されている方も少なくないと思いますが、読書家にはおすすめの逸品。
言葉で説明するよりも実物を見ていただく方が早いでしょう。
▼このようにスワンの頭の部分が栞代わりになります。
▼少し上から見た図
▼巻末ページにこのようにセットします。
スワンタッチを使うことによって、常に現在読んでいるページの上部をスワンの頭が支えてくれるようになりますので、栞を差し替える手間がなくなります。電車の乗り換えをする時など、ギリギリまで読んでいて、そのまま閉じればOKです。
気になるお値段は、158円。複数の本を同時並行して読まれる方は、必要な分だけ入手しておくと良いでしょう。
↓色もイロイロそろっています。
▼関連エントリー:
・読書効率を引き上げるオートマチック栞(しおり)
今週は3点ピックアップしました。残りは、毎週更新しているランキング「シゴタノ!ベストセラー」(サイドバーにジャンプします)をチェックしてみてください。
最近読んだ本/読んでいる本
改めてご紹介したいと思いますが、著者の実体験が具体的な金額とともに赤裸々につづられており、決してカッコよくはありませんが、だからこそかえって惹きつけられてしまいます。
社労士向けとなっていますが、個人で仕事をしている人にとっては真似るべきポイントがたくさん載っていました。実際、僕自身もいくつかのトピックは少しアレンジすれば自分の仕事にも取り入れられるな、と感じています。
これから独立・起業しようとしている人にとっても、お金の面で心の準備ができる一冊。
良いブログの3つの条件
いろいろあると思いますが、個人的には人気居酒屋店の社長が考える「良いお店の3つの条件」と一致しています。やはり、まずは自分から。
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