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ブログゼミの回答メールの一部をご紹介!

大橋悦夫
いよいよ今週末に迫った、シゴタノ!ブログゼミですが、特に定員を決めていないメール受講は引き続き受付中ですが、会場受講のほうは残り3席となりました。

ブログゼミの開催は今回が初めて、ということで実際にどんな内容なのかのイメージが伝わりにくいかもしれません。そこで、今回は実際にいただいているご質問と、それに対してお答えしている回答の一部をご紹介します。

Q.018:

・何を書いてよいのかわからない
・自分にしかかけないこと、人との違いが表現できない

A. ご自身にしか書けないこととは、体験談です。文章は体験を通してしか磨かれないので、ご自身の体験を振り返って、マイナーあるいはマニアックな出来事があれば、リストアップしていってください。

物心ついた時代から昨日までの期間が対象です。リストアップが終わったら、リストを眺めて、とりわけ苦労した体験を3つ以上ピックアップしてください。

その中の1つが「当たり」です。ただし、「当たり」かどうかは実際に書いてみないとわかりません。その意味では時間がかかりますが、行き当たりばったりに書くよりは効率が良いです。

ちなみにシゴタノ!は、仕事がうまくできなかった頃の僕自身の苦労体験がベースになっています。

Q.024:

テーマを一つに絞れない。思ったような文章が書けない

A. いくつかテーマの候補があるということでしょうか。友達以上恋人未満な人は何人かいるけど…のような状況に似ています。

幸い、ブログのテーマは生身の人間である恋人と違って無茶が利くので次のようにしてみてください。

  1. 1週間だけ、あるテーマについてのみ書くようにする。
  2. それ以外のテーマについて書きたくなったらノートなどに書き留めておく
  3. 1週間後に読み返して、満足度を5段階評価する。所感があれば書き添えておく
  4. 手持ちのテーマの数だけ繰り返し、満足度の高かったものを正式採用とする

この方法の良いところは、1つ1つのテーマにある程度真剣に向き合えることです。複数のテーマをとっかえひっかえやっていると、なかなか成就できないのです。

もちろん、そういうモラトリアムを楽しむのも一興ですが、アイデンティティは固まらないでしょう。

Q.028:

3ヶ月くらいは継続できるが、そこから先が続けられません。その壁を越えられるようにしたいです。

A. 逆にいえば、3ヶ月くらいは継続できる、ということですね。おそらく続けることを意識しなければいいのだと思います。自転車でもクルマでも真っ直ぐに走ろうとするとかえってぐらぐらしてしまうのに似ています。

たとえば、シゴタノ!は日々の仕事から気づいたことや未来の自分に託したいことを書き残す、という業務日誌のつもりで始めました。

あとは楽しく続ける理由を見つけられるといいと思います。以下の記事を参考になさってください。

» 毎日ブログを書く理由 

Q.030:

・ブログに書きたいことの幅が広がってきた場合、ブログを分けた方がいいのか?と悩んでます。
・書く文章が長くまとまらないので、見に来てくれる人に分かりやすく書くコツがあれば知りたいです。

A. ブログが続かない、書くネタがない、という方に共通するマインドとして「見に来てくれる人に申し訳ない」というのがあります。

僕自身は、シゴタノ!の前の7つのブログがそうでした。学生時代、少しの間ですがとあるプロの作家に弟子入りしていたことがあります。彼が繰り返し言っていたのは「文章を書くからには、それを読んでくださる方に、読んで良かったな、と思ってもらえるようにしなければならない」という教えです。

15年たった今、僕自身はこの教えの本質を次のように捉えています。

  • 自分が良いなと思ったことを素直に書く(良いと思っていないことを書くな)

 
読んだ人全員に「読んで良かった」と思ってもらうことは不可能です。そうなると、たった一人でもいいから、自分が今感じている「良いな」を伝えたい、というのが今現在の僕が文章を書く理由です。

その軸が固まるまではブログは1つに絞って書いたほうがいいでしょう。

Q.034:

ブログが継続しない。イマイチ広め方が体得出来ない。

A. 8月2日(月)の映画のエントリーはおもしろいです。こういう話ばっかりだったら購読します(個人的に)。

何を言いたいかというと、ある人には強烈に突き刺さるネタというのを誰しも持っている、ということです。でもなぜか多くに人は、そういうネタを温存して、みんなにウケそうな記事を書こうとします。

自分が好きで好きで仕方がないネタというのは伝える時にも自然と力が入りますから、結果として努力しなくても良い記事(=一定の人に強烈に突き刺さる記事)が書けるものです。

読んで「フーン」で終わる記事と、読んで「これはすごい」と感じる記事とでは、その後の読者の行動が違います。前者は特に何も起こりませんが、後者はブックマークしたり、誰かに教えたり、コメントを書いたり、といったアクションが伴うのです。

Q.036:

・他人にとっても価値がある情報を書こうと考えすぎ、手が止まってしまう。
・(有名なブログと比較してしまい)自分の興味やノウハウが、はたして他人に提供するほどのものなのか?と萎縮してしまう。

A. 親しい友人5人くらいで囲炉裏を囲んで飲んでいるときのようなモードで書くといいと思います。親しい友人であれば、皆あなたのことを理解していますし、あなたに対して少なからず興味を抱いています。安心して話せますし、安心して話をさせてくれるお礼に楽しんでもらおうとするでしょう。

この、自然な「おもてなし」の姿勢をうまく引き出すのが大事です。

誰かが実践している「おもてなし」を形だけ真似ても、それを自分のものにすることはできません。そこに「もてなしたい!」という気持ちがこもらないからです。

自分がされてうれしかったこと、助かったこと、トクしたことなどを思い出し、それを同じ思いをして欲しい人に向けて、わかりやすく伝えるといいのではないでしょうか。

以下の記事はそんな思いで書きました。

» 自戒を込めて、9年間に学んだ自営の心得3箇条 

Q.039:

ブログを新しく開設しようかどうか迷っています。今まで何気なく3年も雑多なことを続けてきたブログですがなかなかアクセスも人気もでません。が、しかし愛着があります。どうしたらよいでしょうか?

A. 心機一転、始めてしまうことをおすすめします。長く続けるのも大事ですが、テーマが一貫していないと、無意識にそれまでに書いてきた記事との整合性を取ろうとして、余計なパワーを必要とするからです。

続けるほどに愛着も出るのは当然です。でも、前に進むことも大切です。必要ならまた舞い戻ってくることができます。そのためにも古いブログは消さずに残しておきましょう。

僕もシゴタノ!より前の7つのブログはすべてインターネットに預けっぱなしです。

そういえば友人が最近以下のようなことをつぶやいていましたが、まったく同感です。

今日は「読書感想文お手伝い講座」の日、確認のために「読書感想文 コツ」で検索したら自分が6年前に書いた記事が出てきて、読んで納得して自己完結してしまった。ブログは自分DBにもなるんだなぁ。「くろねこ@国語塾」 http://bit.ly/cEDLm3less than a minute ago via web

Q.041:

毎日継続してブログを書くことが出来るときがあれば、1ヶ月以上、筆が止まることがあり、コンスタントなアウトプットが出来ていません。それにテーマ自体もみつからないことが多く、軸が定まっていないのではないかという悩みを持ちます。

A. どれくらいの頻度で書くかは、誰しもが悩む課題です。もちろん、毎日書ければそれに越したことはないのですが、日常生活に無理が掛かる(たとえば睡眠時間を削る)ようなら1回ごとの分量を減らすか頻度を落とすほかありません。

おすすめは、常にネタのストックを切らさないことですが、これに加えてネタ以上記事未満の文章にまで仕上げておくこと。

料理をするのに、すべてのレシピを一から作っていたらとても時間がかかってしまいます。そこで、時間のある週末にまとめて作って冷凍しておき、ウィークデイは使う分だけ解凍して手早く調理する。

これと同じように、ブログでも時間のある週末にまとめて下ごしらえを済ませておけば、ウィークデイはラクに更新できます。

僕自身はこのやり方を『知的生産の技術』から学びました。

著者の梅棹忠夫さんは「豆論文」という名前で上記のことを解説されています。詳しくは以下の記事を参考になさってください。

» 発見のためにブログを書く 

Q.043:

自分のブログのアクセスを見ると、何となく書いてみたものにアクセスが集まり、自身を持って書けたものにはなかなかアクセスが集まらない傾向があります。

しかし、アクセスのためではなく、自分が書きたいことを書き続けて、アクセスを得られるためにはどのようなことに気をつけていけばよいでしょうか?

A. 自分が書きたいことを書き続けることです。

シゴタノ!でも一時期、これなら簡単にアクセスが集まる、という記事の書き方を見つけて夢中になったことがあります。でも、そのやり方はコツさえ掴めば誰でもできてしまうために、いずれそういうブログばかりになることが予想されたので、やめました。

たとえば、以下の2つの記事はそれぞれやめる前とやめた後です。

» 雇われない生き方を選ぶべき10の理由 
» まず、元の状態に戻す方法を調べる 

書き方を変えてからアクセスは目に見えて落ちました(ちなみにGoogleのAdsense報酬も半分くらいになりました)が、結果としてここで“卒業”して良かったと思っています。

Q.044:

更新の間隔は一定にした方がいいのでしょうか。現在は更新の間隔が10日ほど開くときもあれば、1日おきに更新されるときもある、という感じです。これを例えば毎週月曜日に更新、と決めたらそのペースを死守した方がいいのでしょうか

A. 死守という言葉は穏やかではありませんが、頻度は一定にした方が良いです。

散髪は頻度を一定にしなくても「そろそろ切りに行くか」というアラートが自然に生まれますが、ブログの場合は一度離れてしまうと復帰が難しくなります。

たとえば、毎日1行だけ書いて、7行たまったら週に一度アップという風にする方法もあります。これは、現在ならTwitterで毎日同じテーマで1回つぶやいて、一週間後に刈り取る、というやり方で実現できます。

今はやめていますが、僕自身は平日毎朝「今日訓」をつぶやき、週末にまとめる、ということをやっていました。

» 先週の「今日訓」まとめ:一日の終わりにその日の収穫を棚卸してカゴを… 

決まった型を作って、それに従うのが続けるコツです。

Q.047:

カウンセリング業を営んでいます。ブログは集客目的で書いています。

物販や飲食業とは違い、メンタルを扱っているので、積極的にセールス文を書くわけにはいかず、迷っています。これまでのお客様はブログを通してお申込みいただいているのですが。お客様の声などは許可をいただいた方のみアップしています。

ブログの書き方やキャッチフレーズなどをどこをブラッシュアップすればいいのか悩んでいます。

A. まずは、ブログ記事を通して読者にあなたの生き方や仕事に対する姿勢、あるいは仕事そのものについて共感してもらうことが先決です。

その上で、信頼感を醸成するようなコンタクトを重ねていくのがセオリーですが、ブログの場合は点で終わってしまい関係性が継続しにくいのが難点だと思います。

目に見える技術やサービスを前面に押し出せるお仕事ではないため、どうしても人間性を理解してもらう必要が出てきます。

そういう意味では、ブログと並行してステップメールやメルマガを活用して、継続した関係性を構築する仕組みを導入することをおすすめします。

この場合、ブログはあくまでも「声掛け」で、興味を持ってくださった方にはステップメールやメルマガで理解・共感をしてもらって成約、という二段構えになります。

キャッチフレーズは、もう少し詳しく話を聞いてみたいけど、問い合わせするほどでもない、という方をステップメールやメルマガに登録してもらうための機能を担うことになります。

Q.052:

自分のブログを、しっかりとした「テーマ」を持ったブログにしていきたいと考えています。が、時々「このような方向で書いていってみよう」と思って書き始めても結局ネタに困って書かなくなる日が続く→別の事を書き始める。という感じになってしまいます。どうにか「テーマを持って」「書き続けられる」ブログを目指しているのですが、現状うまくいっていません。

A. 自分なりにしっくり来るテーマなどというものは、そうそう簡単には見つかりません。従って、このような悩みはブログに取り組んでいる大多数の人に共通するものです。

おすすめは、週ごとにテーマを分けることです。「今週は育児について集中的に書くぞ!」と決めて、毎日育児についてのみ、書くようにします。7回分(土日を休むなら5回分)のネタをざっと用意したうえで、書き始めるのです。

一週間書き終えたら、読み返して自己評価をします。今後も続けられそうなテーマなら「○」、がんばれば続けられそうなら「△」、もう無理だなと思えれば「×」です。

評価結果に関わらず、次の週は別のテーマを掲げて書き始めてください。
そして、一週間後に「○」「△」「×」をつけます。

これを1ヶ月(=4週間)続ければ、4つのテーマについて書けているはずです。
そして、それぞれのテーマについて、「○」「△」「×」の評価も下されています。

2ヶ月目は、「○」のついたテーマを1つ選んで続けてもいいですし、新しいテーマで初めてもOKです。

これを繰り返しているうちに「○」より「◎」をつけたくなるようなテーマが見つかる日が来るでしょう。

僕の場合は、それはシゴタノ!でした。

Q.061:

続けられないことです

A. ブログゼミでは、毎週金曜日にこのような形で回答メールをお送りしていますので、ぜひこのメールをペースメーカーにしてください。

Q.062:

敷居の前を右往左往していましたが、やっと、ブログというものが分かってきました。

まだ、ブログ書くのが楽しくてたまらない!とは思えていないのですが、こうしたら、もっと楽しくなるよということがあれば、教えて下さい。

また、ブログをやっていてよかったと思うことがあったら、教えて下さい。私は、最近ブログで知っている方とリアルで会って、ものすごく楽しい!と思いましたが、長くブログをやられていると、もっと楽しいことがあるのかしら?と思ったりします。

「シゴタノ!管理人」という人格で書かれているということでしたが、個人の場合も、人格設定は必要なのでしょうか?

A. ブログ以外でも言えることですが、一緒に続ける仲間がいると、楽しくなります。楽しくなるところまで行かなくても、心強くなります。

僕自身は毎日ジョギングを続けられているのは、最初に近所の仲間同士3人で「毎週月曜日の朝は6:45から走ろう」という取り決めをして、とにかく月曜日の朝は走る、ということが定着したからだと考えています。しばらく続けているうちに一人でも走れるようになりました。

» 走る異業種交流会!月曜早朝スロージョギング

 
ブログでも、ブログ仲間を決めて、お互いのブログにツッコミを入れ合うのも良いでしょう。Twitterでフォローしあうのもオススメです。

長くブログをやっていて良かったことは、初めて会った人がすでに読者でいてくださったり、僕のブログを知らない方であっても、長く続けていることを話すと興味を持ってくださることで、その後の話がスムーズにすすむことです。

最後の人格については、できれば設定されることをオススメします。キャラ設定でもいいです。ブログはテーマを絞ってこそ、その人の旨みがしみ出るものなので、ブログを書いている時は一定のトーンを保つためにも、ぜひキャラ設定をしてください。

ブログとは違いますが、ビジネスネームという制度を取り入れている事例は参考になると思います。

» 面白制度 第14回:ビジネスネーム制度【株式会社レンタルのニッケン】

 
芸能人の芸名、夜のお店の源氏名などなど、いずれも『7つの習慣』でいうところの役割を反映したものといえるのかもしれませんね。

 

最後に

以上、8月6日(金)、8月13日(金)、8月20日(金)と3週にわたってブログゼミ受講者にお送りしてきた回答メールの中からほんの一部のご紹介でした。

8月23日(月) 18:00までにお申し込みいただければ(=ご質問を投稿いただければ)、8月27日(金)の回答メールにてお答えいたします!

それ以降にご質問いただいた場合は、可能な限り対応したいと思いますが、それ以前にいただいた分を優先しますので、ご了承ください。

 
なお、毎週金曜日に配信している回答メールは、お申し込みのタイミングによらず、すべてのバックナンバーを受講者全員に提供いたしますので、ご安心ください。

ちなみに、お名前は明かせませんが、著名なブロガーにもご参加いただいています。ブロガー同士の出会いや交流の場としても活用いただけたらうれしいです。

ブログを書くことを通して、自分の中の新しい可能性を引き出す。そのためのサポートをするのが、ブログゼミの役割です。

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