「まったく年を取らないように見える人たちがいる。頭を常に働かせ、新しい考えを取り入れ、けっしてもうろくなんてしない。満足しているが、始終不満足であり、安定しているが、始終不安定である。彼らは物事の一番よいところを常に楽しみ、これから一番よくなるところを最初に発見する」
シェークスピアが言わんとしているのは、同じ時間でほかの人よりも多く考えているかのような人が存在するということです。
(中略)
もしかすると、創造性にはそれほど個人差はなく、単にほかの人よりも多くアイデアを思いつくだけなのかもしれません。数が多いほど、素晴らしいアイデアが生まれる可能性も高まるのです。
自転車は不思議な乗り物だとつくづく思う。走っている間はまっすぐに進むのに止まると倒れてしまう。一輪車となるとさらに不思議さと難易度が増す。
車輪の数が増えれば増えるほど走行は安定するが自分の関わる余地は減っていく。ペダルをこぎ続けることだけが文字通り前に進むための原動力になる。ペダルをこぎ続けるからこそ、さらにうまく前に進む方法を思いつくことができる。