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ヒトはもともと昼寝をするようにできている

日中の眠気は、前の晩に十分に睡眠をとっていてもおこる。たいくつな環境下では、前日の24時間中にふだんの倍の16時間眠っていても、日中に1〜2時間の昼寝がおこる。恒常環境下で、自由に生活させたばあいの睡眠の発現分布を見ると、2つのピークをもっている。1つは最低体温期のすこし前でおこり、もう1つは最高体温期のすこし前でおこっている。

前者は夜間の主睡眠の時間帯に、後者は昼寝の時間帯にあたる。昼寝は体温リズムと関連し、エネルギー戦略に組みこまれたごく自然な休止相であり、ヒトはもともと昼寝をするようにできていることをしめしている。

『快適睡眠のすすめ』より

あちこちで言われていたことだが、やはりそうだったのか、という感じ。そうだとすれば、夜にたくさん寝るより気持ち短めに切り上げて、昼寝でその分を補うようにすることで、トータルの活動時間(=可処分時間)を増やすことができる。

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