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次世代のタスク管理ツールは私達をどう助けてくれるべきなのか?

個人的にToodledoは紛れもなく「次世代タスク管理ツール」だと考えていますが、その最大の理由は「データを与えればルートを割り出してくれる」ようになりつつあるからです。

これまでのタスク管理ツールの多くは、「紙の地図」でした。行きたいところや通るべき道も書き込むことはできるのですが、すぐに「現在地」を見失い迷子になってしまうのです。もちろん目的地までどのくらい時間がかかるかということも、かなり大ざっぱにしか分かりません。

池袋駅(東京) から 東京国際空港(羽田空港) (HND) - Google マップ.jpg

私達が本当に必要としているのは「カーナビ」です。リアルタイムに現在地が分かり、目的地まではあとどのくらいかかるのか。途中はどのような経路をたどるべきなのかを、必要な情報を打ち込めば全部教えてくれるツールなのです。

ずっと「ToDoリスト」と「カレンダー」だった

私は昔からそういうものを夢見てきました。中学3年の時には、安手のザウルスのようなものを使っていて、高校生のころにはそういったツールを使い回し、何度も同期に失敗してはアドレス帳やカレンダーの予定を一切失っていたものです。

もちろんザウルスから「カシオペア」に乗り換えたり、「パーム」に目移りするといったことはしょっちゅうでしたが、いずれにしても問題だったのはこれらのツールが「編集しやすいノート」の域を出なかったことです。

もちろん当時でも画期的な例えばデータベースソフト TCARD for Windowsなどには、現在のEvernoteをどうにか先取りしようという息苦しくなるような興奮がありましたし、私が何度もデータを失う羽目になったメモキットなどは、タグで分類することで「予定」「アドレス」「タスク」「メモ」を同一フォルダに一元化した上で、データ内容による表示上の分類を可能にしようとしていました。

今思えばある意味残念な青春の過ごし方をしたものです。こうしたことがやりたくてやりたくて、多大なエネルギーとお金を投入してきたわけですが、iPhoneが出たのすら言いようによってはつい最近です。当時は明らかにできるワケのないことに「がんばればできる」と取り憑かれて、時間を無駄にしていたのです。

当時とりあえずできていたことは、「ToDoリスト」と「カレンダー」の整理だったのです。それも無難に、大量のデータを投入するということなく、それこそ紙で済むようなレベルの使い方をする限りにおいては、やれなくもないといったところでした。

でも今ならできる

五藤さんの「人生の「ルーチン」を書き出してみたら結構すげーたくさん時間使ってることがわかった」へのコメントとして

一日の中で睡眠6時間で残りは18時間…とかやってたら頭痛くなりそう

とありますが、その種の心配が今は要らなくなったわけです。なぜならこういうことをアタマでやる必要がなくなっていますから。睡眠も食事も適当にタスクとして入力し、平均的な見積もり時間を与えてやれば、アタマを使わずともこういうことが分かります。

Windows XP Professional-1.jpg

一度入力してしまえば、あとはだいたい自動でやってくれる。それをクラウドでやれる。そこが昔と違うところです。こんなことをアタマや紙でやるのは、はっきり言ってバカげています。絶対に一般的にはならないでしょう。

でもこれを例えばToodledoでやる程度のことなら、韓流ドラマを全部予約録画する程度の手間でできることです。その方法をできるだけ詳しく書いたのが拙著『クラウド時代のタスク管理の技術』です。

この本は高校、大学時代の私がどうしてもやりたかったことがようやくできるようになったので、その具体的な実現方法を詰め込んだ本なのです。

クラウド時代のタスク管理の技術―驚くほど仕事が片付いてしまう!
クラウド時代のタスク管理の技術―驚くほど仕事が片付いてしまう! 佐々木 正悟

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しかしながら、この本を読んで自力で出来るようになるかどうかは不安だとか、そもそも本を読む気がしない(残念!)といった方もいらっしゃるでしょう。そうした方のために「スピードハック研究会」があります。

本の中に分からないことが出てきてもその質問を本でお答えするわけにはいきませんが、スピードハック研究会では個別にお答えすることができますし、タスクシュートの操作に関する詳しい説明なども行っています。本に載せられない内容(例えば動画説明)まで知りたい方は、チェックしてみてください。