ブログが続かなくなる理由の1つに、「きちんと書きたい」という縛りがあります。
世界に向けて書くからには、どこからどのように突っ込まれてもいいようにモレのない文章にしなければならない、という制約を自ら設けてしまう。
要するに「必要以上にがんばってしまう」のです。
こうしたがんばりは生活時間、特に睡眠時間を削って行われることがほとんどなので、遠からず、必ず、挫折します。
そこで大切なのが「言いたいことをただ一つに絞り込む」こと。
たとえば、以下の記事は「今まで OneCam+PictShare 1本だったのをモノによっては FastEver Snap も使うようにしますよ」が「言いたいこと」です。
» [Evernote][図解]FastEver Snapも上手く利用して写真の整理の手間をなくす
こういう記事を書く時に気になるのは、以下のようなことではないでしょうか。
- 紹介するアプリについての基本的な説明をしなくては
- そもそも何故こんなことをやっているのかの背景も必要だな
- もしかして、別にもっと効率の良い方法があるかも…調べよう
- すでに誰かが同じようなことを記事にしているかもしれない…調べよう
いざ書こうとすると、こういった懸念事項が次々と思い浮かんできて、「うわぁー」となって、「とりあえず、時間のあるときにまた書こう」ということになってしまうのです。
これは仕事でも同じことがいえます。少しでも面倒だと感じられると、近寄ることも避けるようになるため、ますます滞るのです。
まずは、基本的な説明も背景説明ももっと良い方法も先行事例も、いっさいがっさいすべて無視して、いま自分の頭の中にある「言いたいこと」だけを書ききってしまう。
「言いたいこと」が思いついたからこそブログを書く気になっているわけですから、その気が削がれる前に形にしてしまいましょう。
不完全だったり不本意だったりするかもしれませんが、そういう“残尿感”があればこそ、それが次の記事を書くモチベーションにつながるのです。
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